ママカメラマン山ちゃんの写真教室 コラム・ギャラリー
先週、近所のカメラのキタムラに、出来上がったフォトブックをとりに行きました。一年に一度、一年分の家族の写真の中からベスト版を選んで編集している家族のアルバムです。店頭で「1冊のご注文ですよね」と店員さん。支払いを済ませ受け取って帰るとき「2冊(だったと思う)以上でしたら2割引になりますのでまたよろしくお願いします」と言われました。え?そんなサービスあたっけ?と思い聞いたところ「卒業シーズンだから」とのこと。ようするに卒業アルバムをフォトブックで作ろう、というユーザー向けのサービスのようでした。そういえば以前友人から「保育園で卒園アルバム作りたいんだけど人数が少ないから…」といわれてフォトブックを紹介したことを思い出しました。今回はフォトブック作りのコツを紹介します
大勢で撮った集合写真などは子供一人一人が小さく写っているので、大きく使わないと一人一人の表情などがよく見えません。フォトブックのレイアウトに写真を入れたところまではいいのですがこのままだとこれ以上の大きさにはできません[作例(1)]。見開きに一枚の写真を入れるには画面右下の「ページをつなげる」というボタンをクリックしてみてください。そうすると見開きの2ページをつなげてレイアウトすることができるので、写真を大きくレイアウトすることができます。
学校の卒業アルバムなどでも、よく学年全員の集合写真を見開きで使っている学校があります。何度も卒業アルバムを作っている写真屋さんの場合、最初から中央部を細く空けるように並ばせてあらかじめページの境目に人がのらないように撮影します。境目に人の顔がのってしまうとその子の顔が半分に切られたような状態になってしまうからです[作例(2)]。あらかじめスペースを空けていなくてもせめて顔が境目にのらないようにレイアウトしましょう。画面右側中央部の“位置”“画像”タブを選んで微調整することができます[作例(3)]。この場合、顔さえ境目にかかっていなければ、大丈夫です。肩や手がページをまたいでいても顔が無事ならそれほど違和感はありません。
小部数でも手ごろな価格で作れる
なんといってもフォトブックのメリットは小部数でも手ごろな価格で作れることだと思います。卒業アルバムを普通の印刷で作るにはある程度の部数を作らないと一冊あたりの価格が非常に高くなってしまい、現実的には無理というレベルになってしまいます。でもフォトブックなら5千円も出せば立派なものが出来ますから小部数で作る場合はお勧めの方法です。