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ママカメラマン山ちゃんの写真教室 コラム・ギャラリー

カフェ写真を撮ろうVol.154 2014年02月14日更新

まめまきも終わって暦の上では春、ということになっているわけですが、なぜか雪がどっさり降りました。立春とか言っても例年一番寒いという印象の強い2月ですから春はもうちょっと先になることでしょう。寒いので今回は室内で撮れる写真にしようと思い、今回はカフェ写真です。カフェ・・・子供ができてから本当にたまにしか行かなくなってしまいました。以前は空いた時間に行っていたのですが「空いた時間」というもの自体がほとんどないので足が遠のいています。もうちょっとしたらまたゆっくりお茶とか飲めるようになるかな、と思いつつ毎日を過ごしています。

窓際の柔らかい光を使う

窓からの柔らかい光はやさしいイメージの写真に最適な光線状況です。カーテン越しのひかりもいいですし、直射日光の硬い光ではなく影がぼんやり出るような半分曇ったような光を使うとふわっとした感じの写真を撮ることができます。[作例(1)]はカーテンとランプシェードの質感を出すように撮ってみました。窓に直接日が差していなくても外からの光で窓際は明るくなっています。この外からの柔らかい光を逆光にすると白いカーテンの質感を柔らかく表現することができます。またランプいシェードに入った細かいギャザーは窓からのサイド光で陰影が付き立体的に浮き上がって見えます。[作例(1)]のような場合ピントはランプシェードに合わせましょう。柔らかいイメージにするため絞りを開けて撮っているので、カーテンのほうにピントを合わせると、ランプシェードがぼけてしまい見苦しい感じになってしまいます。

作例(1)窓際の柔らかい光

作例(1)窓際の柔らかい光

背景にハイライトを入れてアクセントに

インテリアの撮影などでもよく使う手ですが、ちょっと奥行きのある画面構成にするとき、背景にちょっとハイライトを入れると効果的です。[作例(2)]の場合右側のランプに照らされたコーナーにピントを合わせましたが、左手前の柱と、左奥の部屋の隅のほうがぼけて写っています。このぼけた部分にオレンジ色のやさしい感じの照明が入るように角度を探して撮りました。背景にちょっとハイライトを入れると印象深いイメージになります。これは人物の写真などにも使える方法なので覚えておくと便利です。このハイライトは小さなものでOKです。また、あまりたくさんハイライトを入れるより一つポコッと入れるくらいの気持ちでやってみてください。

作例(2)奥行きのある画面構成にするとき

作例(2)背景にハイライトを入れ奥行きのある画面構成

作例(3)背景にハイライト

作例(3)背景にハイライト

作例(4)スプーンでクリームを救って撮ってみた

作例(4)スプーンでクリームを救って
撮ってみた

ちょっと演出を加えてみよう

[作例(3)]は背景にハイライトを入れて撮ったウインナーコーヒーです。このままでも悪くはありませんが、ちょっとスプーンでクリームをすくって撮ってみました。ものだけの写真もでいいのですがちょっと人の存在感を出してみたかったからです。ピントはスプーンに合わせましたがカップのほうもちゃんとフレーミングに入れておくのがこの作例のコツです。主役のスプーンがなくてもちゃんと画面内にカップがかっこよく収まるくらいの気持ちで撮りましょう。左手でスプーンを持ち、一眼レフを右手で持って撮ったのでものすごく腕が疲れました。もうちょっと軽いカメラを持ってくればよかった。一人でやるならコンデジやミラーレスのほうが撮りやすいと思います。その場合は背景ぼかしモードを使いましょう。


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