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ミカン狩りのスナップVol.193 2014年11月14日更新

ちょっと天気の悪い日は肌寒く、お風呂がきもちよく、鍋がおいしい季節となってきました。冬が近づくと我が家ではよくミカン狩りに行きます。本当は栗拾いとか芋ほりとかにも行きたいのですが、たいてい「行こうかな~」と思ってネットで探す頃には地元の観光農園では栗拾いも芋ほりも終了しており、「じゃあミカンにするか」という感じでミカン狩りに行くのがいつものパターンです。幸い子供たちは全員ミカンが好きなので喜んで出かけていきます。今回はミカン狩りのスナップを撮ってみました。

ミカン畑の中はけっこう暗い

ミカン畑に入ると木の下は結構暗いので露出に注意が必要です。ミカンの葉は緑濃く、みっしりと茂っているので意外と暗くなっているのです。さて、撮影した日は晴天でした。もちトろん曇りの日では木の下はもっと暗くなるでしょうが、晴天の日は日向と日陰の明るさが段違いに違うので、これはこれで注意が必要です。特にミカン畑では気が密集して生えているので、木の下の日陰には外側から回り込んでくる光もなく、かなり濃い陰になってしまいます。作例1は何もせずにカメラまかせでシャッターを押した写真です。手前に出した手には日が当たっているの顔には影が落ちていて、しかも背景は晴天の空です。順光のため日が当たっている部分が多く、この状況ではカメラが日向基準で露出を決めてしまうため、顔が暗くなってしまいます。しかも木漏れ日が顔に合ったているので光がまだらになってしまい、はっきりいってかなりひどい写真になってしまいました。

作例1カメラまかせ

作例1カメラまかせ

日中シンクロでもまだら模様は消えず

そこで日中シンクロしてみたのが作例2です。この時はコンデジで撮っていたので、逆光モードに設定してストロボを使いました。コンデジなのでストロボが小さく光量も小さいので、近距離でないと効果が出ません。一応暗い部分に光が当たって少し明るくはなりますが、日光にはかなわず、顔に落ちているまだら模様は消えていません。

作例2日中シンクロ

作例2日中シンクロ

逆光の方向から撮る

顔に木漏れ日のまだらもようができないようにするには、顔を全部日陰にしてしまうのが一番です。この日のように晴天の日には顔が日向になるようにするとまぶしくて目が細くなってしまうので、避けましょう。逆光になるような向きから撮り直せば顔が陰になりまだらな状態ではなくなります。さらに+補正で顔を明るくすれば、きれいな露出で撮ることができます。作例3は+1補正して撮っています。こうすると全体が明るくなるので、ミカンの葉の緑色も明るく撮れます。また、顔にまだらに日があたってさえいなければ、日中シンクロも有効です。作例4は日中シンクロで撮りましたが、顔に木漏れ日が落ちている作例2のに中シンクロに比べるとだいぶいい感じで撮れています。収穫というのは子供にとって楽しいものです。楽しく過ごした一日を写真に残しておきましょう。

作例3逆光で+1補正

作例3逆光で+1補正

作例4逆光で日中シンクロ

作例4逆光で日中シンクロ


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