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ママカメラマン山ちゃんの写真教室 コラム・ギャラリー

体育館で集合写真を撮るVol.200 2015年01月09日更新

あけましておめでとうございます。今年もよろしお願いいたします。今年こそはチャレンジするぞ、と鼻息も荒く迎えた年明け。気持ちはあるけど小心者なので何にチャレンジするのかは公言できない自分がちょっと情けないです。前回はバスケの試合のプレイ中のスナップの撮り方を紹介しました。ついこの前、試合後にトロフィーや賞状をもってみんなで写真を撮ろう、ということになりました。試合主催者の企画のうちの撮影だったのですが何人かの保護者もスマホ片手に撮りに行きました。ところが、戻ってきた一人のパパに「何か撮れない、一枚撮って後でデータをください」と頼まれました。そういえば過去にも体育館で集合写真を「うまく撮れない」と嘆いているママがいたことを思い出しました。今回はこういう時の集合写真の撮り方のコツを紹介します。

失敗のほとんどの原因はブレ

まず、何をもって「撮れない」と言っているのか聞いてみました。すると「なんか全部ピンボケなのよ~」とのこと。おそらくそれはピンボケではなく手ぶれだと思います。特にスマホの場合カメラと違ってストロボが使えないので、暗いところではノーストロボの状態で撮るしかなく、そのためにシャッター速度が遅くなりブレブレの写真になっているのではないでしょうか。今のカメラ、特にコンデジやスマホでは広い範囲にピントが合いますし、AFもとても優秀なので、ピンボケより手ぶれを疑ったほうがいいと思います。作例1はコンデジのノーストロボでぶれてしまった作例です。何しろシャッター速度が1/5秒でノーストロボですから何も考えずにシャッターを押したらぶれるのが普通です。こういう場合はひたすらぶれないようにがっちり構えてカメラを構えて撮りましょう。作例2は同じカメラ同じ時にがっちりと動かないように注意して撮った写真です。撮る人が気を付けて撮るだけでここまで違います。

作例1手ぶれ

作例1手ぶれ

作例2ぶれないように注意

作例2ぶれないように注意

ストロボを使ってISOを高めに

作例3はストロボを使って一眼レフで撮った写真です。ストロボを使えば暗い場所でも明るく撮ることができますが、ISOを低くして撮ると背景が暗くつぶれてしまうことがあります。せっかくの試合会場の雰囲気が出なくなってしまうので、できればISOは高く設定して撮りましょう。私はたいていISOは1600以上、絞りはF5.6くらいにして撮っています。また、集合写真の場合、一人一人が小さく写るので少しでも大きく写すために無駄なスペースは開けないようにしましょう。作例くらいの集合写真なら「あと一人なら入れる」くらいがちょうどいいとおもいます。

作例3ストロボと背景のバランス

作例3ストロボと背景のバランス

少人数なら上半身のアップで

参加したチームメイト全員で撮る場合は大人数になりますが、個人スポーツの場合、少人数で撮ることもあります。作例4はバドミントンの団体戦で出たお友達との写真です。3人ですからこの場合は上半身アップがよいと思います。このほうが子供の顔も、楯や賞状も大きく撮ることができます。基本的には作例3と同じようにセットして、そのまま寄ってアップにすればよいと思います。カメラの場合はストロボを使いISOを高く、スマホで撮るなら特に、ぶれないようにがっちり構えて撮りましょう。

作例4少人数なら上半身アップで

作例4少人数なら上半身アップで


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