カメラのキタムラスタジオマリオカメラのキタムラ

デジカメプリント・フォトブック・カメラのことはおまかせ!

閉じる

ママカメラマン山ちゃんの写真教室 コラム・ギャラリー

成人式を撮るVol.303 2017年01月06日更新

一月の行事としてはお正月のほかに成人式があります。個人的には寒い時期に着物を着ていたので袖が寒くて「寒ーい!!!」と言いながら友達と一緒に会場に向かったことと、写真館で同じポーズのまま何分間かじっとしていなければならず「疲れた」ことが印象に残っていますが、しばらく会っていなかった友人とおしゃべりできて楽しい一日でもありました。今は友達の子供たちが新成人の年齢になっているため、友達の娘さんとか仕事で成人式の前撮りをすることが多くなりました。今回は成人式の記念写真を撮ってみましょう。

アップは髪飾りが見える側がおすすめ

人の顔は左右が全く対称になっているわけではなく、たいていの人は顔の左右が微妙に違うということはよく知られています。なので、人によっては「自分の顔はこちら側の方から見たほうがよく見える」と言うことを自分で把握している人もいます。若い女の子であればたいていの人がそう思っているかもしれません。ただ、成人式のヘアアレンジは左右どちらかに重点が置かれて飾られているデザインが多く、髪飾りもどちらか片方についているか、大小の髪飾りを2個使って左右のバランスを変えているパターンが多いようです。アップを撮る場合はやはり髪飾りがついている側、もしくは大きいほうの髪飾りが見える方向から撮ったほうが、華やかさが出ます。作例1は髪飾りが見えるほうからアップで撮った写真です。一方作例2は髪飾りと反対のほうから撮っています。特に髪飾りは顔に近い飾りなのでアップで撮ると目立ちます。もちろん両方撮っておくのが一番ですが、華やかさを出すなら髪飾りの見え方にも気を付けて撮りましょう。

作例1 髪飾りが見えるほう

作例1 髪飾りが見えるほう

作例2 髪飾りが見えないほう

作例2 髪飾りが見えないほう

後ろ姿も撮っておく

着物は前から見たところだけでなく後ろ側も撮っておきましょう。特に成人式の振袖は帯が凝ったデザインに結ばれていることが多く、後ろ姿も大事な記念になります。後ろから全身を撮るときは基本的には前から全身を撮るときと同じように撮れば大丈夫です。ちょっと離れたところから望遠で撮れば背景をぼかしやすくなります。また、背景をぼかすには遠い背景を選ぶことも前から撮るときと同じです。しゃがんで腰くらいの高さから撮れば全身のバランスもきれいに撮れますし背景に地面が入る範囲がすくなくなり、すっきりした写真を撮ることができます(作例3)。ただ、離れたところから望遠で撮っているとカメラと人物の間を人が横切ったり、後ろの方に入った通行人が大きく写ったりするので、なるべく近くの人が入らないタイミングを見計らって撮りましょう。

作例3 後ろ姿も撮っておく

作例3 後ろ姿も撮っておく

真後ろより斜め後ろから

後ろ姿を撮るときですが、真後ろから撮るより斜め後ろくらいの角度から撮ったほうが写真自体がかっこよくなります。顔の向きも横顔が見えるくらいにひねってもらうのがおすすめです。体の向きも真後ろ、顔は全く見えず後頭部しか見えないという真後ろのポーズでかっこよく撮るのは難しいですが、ちょっと斜めの角度にするだけできれいな印象のポーズにすることができます。この時の顔の向きは写されている人にとって楽な方向でよいと思いますが、やはり髪飾りが見えるほうの側を見せたほうが豪華な感じになります。私は前も斜め両方向からと後ろも斜め両方向から、つまり全身は最低でも4パターン撮っておくことにしています。


LINEで送る
 
年賀状印刷なら最短1時間のカメラのキタムラ 2025巳年(令和7年)
年賀状印刷なら最短1時間のカメラのキタムラ 2025巳年(令和7年)