修理人たぐちの徒然日記コラム・ギャラリー
2007.08.06
"茗荷"という名前の由来には、次のような逸話があります。
釈迦の弟子の周梨槃特(シュウリハンドク)は熱心に修行をするも、 物忘れがひどく自分の名前すらすぐに忘れてしまう。
そこで釈迦が首から名札を下げさせました。
彼の死後、墓から見慣れぬ草が生えてきました。
生前自分の名を下げていたことにちなんで村人がこの草を「茗荷」と名づけた。という説があります。
この話から、茗荷を食べると物忘れがひどくなるという俗説が生まれました。
(埼玉の自宅菜園にて収穫)
また、みょうがが冥加(みょうが:神仏の加護)にも通じるところから「弓矢の冥加に叶う」と武家の紋所(もんどころ)として尊ばれ、肥前佐賀の鍋島家の家紋には「抱茗荷」(だきみょうが)が使われています。
「江戸早稲田と牛込の茗荷は勝れて大きく美味」という記録があり、東京メトロ丸の内線 の茗荷谷駅 は、その名を今に残しています。
季節の贈り物におもわず十割蕎麦を打ってしまった。
薬味には不向きとの御仁も居られましょう、蕎麦屋で「薬味は茗荷で」と言えば店主から追い出されそうだ。
何でもありが、趣味の良いところである。(ごちそうさま)
日本橋店中古売場 田口由明
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