手作り物語

修理同好会は多々あるが、手作りカメラを楽しまれる方も多い。
ピンホールカメラを楽しむ方、既存のカメラを利用して好みのレンズを取り付け楽しむ改造派,自身が設計者であり、製造者でもある。
カメラGET時代を思いだす。

そうして完成したOnly　one　カメラは愛着一塩のカメラとなり、苦労話をされる時は饒舌であるが、漏光には閉口したと眉を曇らせる。
年明けに半蔵門にある日本カメラ博物館で「手作りカメラ」の展示会を予定していると言う。
そんな、手作りカメラを楽しまれる、お客様の飴屋様より自慢のカメラを拝見し撮影をさせて頂いた。

本体はコニカFTA
レンズはアンギュロン65/6.8と堂々たる目玉をして居る。
拘りでレンズ交換方式のパノラマとの事。ファインダー視野に苦労したと笑顔が素晴らしい。
外観は、朴（ほうの木）で化粧がしてある。
私が保有する麺棒も朴の木製がある（お手頃値段だった）。

軍艦部は鎌倉彫り？またまた軽井沢彫り？文様にて、手の込んだ作りになっている。
木の温もりが感じられる逸品であった。
来年まで時間がある。展示会の盛況を願うばかりである。

日本橋店中古売場　田口由明