修理人たぐちの徒然日記コラム・ギャラリー
2007.09.20
20余年の世話になったバッグも綻びが目立ち買い換えの時が来た。
思えばナイロン製のファスナーが摩耗し物を入れると口が開いてしまう。
何時の頃からか金属製からナイロン製が主流である。長持ちをさせないのかと思う。
修繕をしてくれるところを探したがなかなか見つからない。
記憶では、新聞にお助けかばん店として紹介されたのを見て、中野迄出掛けて直して貰った。修繕依頼時に金属製にとお願いし、蘇った時は本当に嬉しかった。
お店のパンフレットは当時のもので、依頼される方は、下記アドレスで確認をして欲しい。
http://www.platguide.jp/shop/C000/C0000572.html
折角、修繕頂いたバッグも自命がきてしまった。
が気に入ったバッグが見つからず穴あきのまま隠すように使用していた。(不憫である)
ある時、お気に入りが見つかったが小遣いが足らない。
小遣が貯まるまでは、土屋鞄製造所のHPで我慢した。
http://www.tsuchiya-kaban.jp/
グアム島に修理人として赴任をしていた頃は若く何でも欲しくなる。
毎日挨拶するインド人の店に廊下用と組みの絨毯があり欲しくなった。
店主曰く「気に入ったなら少しずつ積み立てる方法がある」と言われ満額になると商品を受け取れる。日本には無い制度でもある。(店独自の制度か?インド人は商売が上手い)
とんでもなく重い洋行帰りの土産であった。
グアム島の思い出の日本版で、毎月少しずつ貯めて勇んで店に電話確認したら鎌倉店にあると言う。旅行気分で飛んで行きショルダーバックを手に入れる。(帰りは浮き浮き)
多くの御仁はカードでとお思いでしょうが、デフォルトでブラックリストはご免だ。
その後、小遣いを貯めてはA5サイズのシステム手帳・ブックカバーと手に入れ満足している。中に使用しているファスナーは勿論金属製であるのが嬉しい。
日本橋店中古売場 田口由明
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