修理人たぐちの徒然日記コラム・ギャラリー
2007.11.19
ヒトは、精子と卵子が結合した一つの細胞(受精卵)から出発し、細胞分裂をくり返して約六○兆個の細胞となり、赤ちやんの形で生まれてきます。
細胞が分裂できる回数は生物の種類によって決まっており、ヒトでは約五○回です。
細胞の中のDNAの両端にはテロメアと呼ばれる部分があり、細胞が一回分裂するたびにその一部が切り取られてDNAが短くなっていきます。このため、テロメアは、「分裂時計」あるいは「細胞分裂の回数券」ともいわれています。
DNAの真ん中にある大切な遺伝情報が切り取られないよう、五○回の回数券を使いきると、その細胞は分裂をやめるしくみになっています。
ですから、ヒトは無限の命を持つことができないのです。
そして、回数券を使い果たした細胞を「老化細胞」と呼ばれています。
その昔、人の寿命を燃えている蝋燭の長さで表した映画の場面があり、短くなった自分のを長い蝋燭に取り替えた場面があり、死に神がビックリしていました。
交通機関には普通回数券と休日回数券なるものがありますが、使い切ると新たに購入出来ます。出来れば50回使い切る前に購入したいものです。
日本橋店中古売場 田口由明
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