修理人たぐちの徒然日記コラム・ギャラリー
2007.11.21
平岩弓枝著「御宿かわせみ32巻」の中に「芋風の吹く頃」なる作品がある。
「在所では夏の終わりから秋の今時分に吹く強い風のことをいうんです」
芋風が吹いたら芋の茎を摘めというのだと弥吉は懐かしそうに話し出した。
この季節、里芋の茎は長く伸びている。強い風が吹くと葉が茎ごとゆさぶられるので根についている親芋と子芋がはなればなれになってしまい、子芋が大きく育たない。
「だから、大急ぎで里芋の葉を刈るんです」
(芋風の吹く頃より転載)
一個の種芋からこんなに大きく育ちました。
残念ながら茎は食べることが出来ません。
食べられるのは八頭芋の茎です。
泥を落とすと芋風に吹かれもせず、子芋が離れもせず、沢山しがみついておりました。
親芋は子芋を沢山作るよう頑張ったのです。
之からの季節有り難い食材ですね!
帰宅途中に米屋に寄りまして、米糠を購入しました。
二升入りが80円で三袋お願いしたら200円とまけてくれました。
「肥料として使うんです」と話したら「米袋が300円でお得です。
お近くですか?
それなら、後で届けておきます。
米糠を使うと美味しい野菜になりますネ」いやはや、300円で配達付きとは人情味があるお店でした。
因みに単位が尺貫というところが面白い。
メートル法の3.6リットルではシャレになりません。
早速、葉ものを植えてある場所に施しました。
左からブロッコリー・三列の日本ほうれん草・右端がからし菜です。
これから赤玉葱を移植する場所にも米糠・くん炭(籾殻を焼いた物)・鶏糞を施し、耕耘をしておきました。
米糠は、栄養素の塊で植物の三大栄養素としてチッソ、リン酸、カリウムをはじめとした各種有効成を含有し、その効果は、比較的長期にわたり持続するようです。
日本橋店中古売場 田口由明
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