修理人たぐちの徒然日記コラム・ギャラリー
2007.11.22
飛蚊症のファインダーの記事も3回目を迎えた今回は、キヤノンAE-1Pです。
よくもまあ~カビを生やしてしまうものですね~
AE=1系の上カバーを外すのにネジを沢山外さねばならず、腱鞘炎になりそうです。
修理部が健在の頃は電動ドライバーが設備されており楽賃でした。
1と2のネジを外せば接眼枠が外れ簡単に清掃できます。
接眼レンズの裏側は、飛蚊症と言うか満天の星座状態と言うか持ち主の品位が問われます。
ガラスマイペットで拭い、溶剤で清掃しましょう。
もう一カ所不具合がありまして、巻き上げるとミラー駆動部が係止されません。
スタートMg(ミラー駆動部を係止している永久磁石)吸着面が汚れ、吸い付きが出来ないのです。
AEー1系によく起きる現象ですね!
清掃方法として、
ものぐさな方は、防塵カバーを切腹させ簡易に清掃するようです。
この手のカメラは、リード線が多用してあり、誤って切断したり、腐食があったりで、リード線・リード線と探したりしますよね!
他のカメラからの流用で蒸気機関車の2重連はいけません。
パソコンをされる方は、身の回りに不要になったケーブルがあると思いますので、流用すればゴミの削減になります。
ケーブルの外皮を剥ぐと品質の良いリード線が得られます。
呉々もパソコンケブールごとの接続はしないようにお願いします。
日本橋店中古売場 田口由明
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