修理人たぐちの徒然日記コラム・ギャラリー
2008.04.01
以前、蕎麦打ちイベントの依頼をされた方より、蕎麦打ちサークルを立ち上げたので手伝いに来て欲しいとの話がありました。
当人は、蕎麦打ち教室に通っているのですが、修行短く心許ないのでしょう。
そんなわけで、蕎麦普及を目指す「たかさご会」として、五奉行ならぬ三奉行がお手伝いすることになりにけり。
助けびと1、茹で奉行。打ち手の蕎麦に合わせて茹で時間を決める目利きです。
修行中の悲しさでしょうか?打ち手により太さは、千差万別。蕎麦の太さを一目見て、茹でる時間を微妙に変えるのです。は~い、タイマーが鳴りましたヨ~♪
助け人2、ネギ空中切り奉行。今回も指を削がずに済みました。
蕎麦の風味を損なわないよう、ネギ空中切りは欠かせないのです。
使用する包丁は、師範代の別名、研ぎ師により研ぎ澄まされてあります。
助けびと3は、蕎麦打ち指導奉行。
今年3月「免許皆伝コース」の終了後、肩たたきに会いまして、晴れて卒業しました師範代のお手本打ちから始まりました。参加住民は7名で、最年少は、小学4年生。
参加者の目は、五寸釘付けでした。
蕎麦の旨さを決める、水回しの説明。目を回す方はいませんでした。
指を立て八の字を描くようにが、先生の教えです。
初心者の為、難しい作業は割愛しまして簡易括りの説明です。
忘れてしまいましたが、習い始めはそうだったのかなぁ~と郷愁です。
各自300gの蕎麦粉で蕎麦打ち開始。水回しの見極めや麺棒の扱いの手助けをしながら田舎打ちで丸いまま薄く伸ばして畳む所です。もうすぐですぞ!美味しい蕎麦までは♪
蕎麦切りも無難にこなし、各自打った蕎麦を茹でても繋がってましたね!
十割りは、繋がらないとの俗説を拭い去った7名の参加者と思います。
食べた感想は「旨いね!」「下手な蕎麦屋で食べられない」との声。
不味いはずはありません。吟味した蕎麦粉に名店の盛り汁です。
師範代、ご指導お疲れ様です。いつもの蕎麦打ち教室では寡黙で打っておりますが、今日は、口と手を動かして解説しなければならず、勝手が違うとボヤいておりましたが、なかなか堂に入ったお手本打ちでしたぞ!人に教えるのは難しいものです。
「暑さ寒さも彼岸まで」とはいかず、風吹く冷たい雨の中を帰る3奉行でした。
日本橋店中古売場 田口由明
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