修理人たぐちの徒然日記コラム・ギャラリー
2008.04.30
※この記事は2008年4月30日に書かれたものです。
講演前の腹ごしらえの帰り道、パティスリートレトール・HanaKojiなる洒落たパン屋があった。
(麹町1-8-8)
満腹状態でありパンを食する気にはならないが「“からだ”が喜ぶ大地の恵み」のポップが目に付き、なんじゃろなと確かめると「七穀辛味噌」である。
好奇心が沸いて買ってしまった。冷奴に醤油の替わりとして使ってみたが、小生にはチョイト甘味が強く感じる。マヨネーズと合わせて野菜スティクの方が合いそうである。
常に日陰の歩み故か?日本カメラ博物館の裏側で目的地を見つけることが出来ました。
どうも、日陰を歩む方が多いのであろうか?玄関は20m先と案内板がある。
お客様に誘われて日本カメラ博物館講演会「~魅力的でメモリアルなカメラを語る~消え去ったブランドのカメラたち」『元、カメラレビュー クラシックカメラ専科』編集長・萩谷剛氏の講演を聴講、出席者は良き銀塩時代を過ごされた方が多い。
講演内容で意外だったのが、カメラがGHQにより輸入見返り品目に指定され、占領軍兵士の旺盛なカメラ需要を賄うためPXに納めろとの命令。それ故、製造に欠かせない電力等の優遇処置を受けていた事だった。勝者の目で敗者を記録したかったのであろうか?
戦後の食料不足時代をカメラは民族存続のために頑張っていたのである。
もはや「戦後では無い」と故池田勇人総理の言葉は過去となりましたが、今日の銀塩の凋落の中、消え去ろうとしている機械式カメラを余りに無造作な扱いをしているのではないかと思う。歴史とは、そんなものかも知れない。哀愁の思いに浸るのは齢のせいだけだろうか。
ある方が、コレクションカメラを寄贈し、講師が文芸委員に「分類は」と聞いたところ「民具」と返って来たそうです。
心に響く言葉です「民具」。
日本橋店中古売場 田口由明
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