修理人たぐちの徒然日記コラム・ギャラリー
2008.09.04
※この記事は「SMC PENTAX-M 35/2 編 Vol.1」からの続きとなっています。
後玉は投げ込み仕様になっており、節着剤を使用し固定環で止めてある。
溶剤で緩めないと奥歯がすり減り、手首の腱鞘炎に繋がる。
1から3のネジを外すと絞り羽根室を分離することが出来る。
直接ヘリコイド部に取り付けられている絞り羽根室は遊離したヘリコイドグリスの油分が潤出している。
絞り羽根室の側面の3本ネジを外す。
絞り羽根が現れる。損傷させないよう絞り羽根を分離する。
3本ネジを外し、押さえ環を分離する。
Aベンジンで油分を洗浄する。
個々までで折り返し地点となり、組み上げていく。
レンズ内部のゴミ取りで入院してきたが、指先に絞り作動環の粘りを感じ、だからと言って目を瞑るわけにもゆかず、大変な作業となってしまった。
日本橋店中古売場 田口由明
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