修理人たぐちの徒然日記コラム・ギャラリー
2008.09.09
社名環をゴムアダプターで外す。
押さえ環を止めている3本ネジを外すとフィルター取り付け環が分離出来る。
前玉を止めている3本ネジを外す。
フィルムは目隠しか?遮光の役目か?判らない。
絞り固定盤は固定バネで押さえられ、尚かつ、接着剤で動かないようだ。
アルコールで接着を緩めて、固定バネを外せば絞り羽根部が外れる。
組み込みの際は、開放位置調整をしなければならない。
レンズマウント側にある絞り作動レバーを開放位置で固定し、絞り固定盤を左右に振り分けて絞り固定盤の口径に合わせたら、仮接着をすると作業性が良い。
接着剤が乾いたら固定バネを組み込み、両者を接着する。
凄い油分の潤出です。Aベンジンで洗浄をします。
洗浄して組み込んでも絞り羽根がバラけて仕舞う。
原因はと言えば絞り固定盤にあった。3カ所の突起があり、尚且つ長短の違いがある。
長考の末、短い突起が鍵であった。
そして、ヘリコイド部にある三箇所の窪みに合わせるのである。
短い突起に絞り作動環のピンを合わせる。
5本ネジを外し、マウントを分離する。
赤丸部に絞作動環のピンが顔を出す。
滑りやすいが、フィルムケースに乗せてレンズ本体を被せた。
飛び出た絞り作動環のピンを動かすと、絞り羽根が開閉する。これで良しとレンズとフィルムケースを離れないよう押さえ、ひっくり返す。
後は(絞り開放位置出し)、前記の作業をして完了する。
好き嫌いを言わせてもらえば、ミノルタは嫌いだと答える。
だが、営業的には単焦点レンズは人気があるとかで強制押しつけ入院となったが、日々、脳細胞が消滅していく中で、経験が無い物に挑戦するのは辛いものがある。
日本橋店中古売場 田口由明
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