修理人たぐちの徒然日記コラム・ギャラリー
2008.09.18
暗箱レンズは構造が簡易であり、分解も楽でもある。
前玉・後玉・鏡筒に簡単に分離することが出来る。
絞り値環・絞り作動軸を外す。
絞り作動環を押さえているCリングを外し、絞り作動環の経に合わせた当て台をして、引っ繰り返し、後玉方向より押し出す。
絞り開放にならない原因があった。赤丸部を注視してみると並び方が不自然です。
油分の湿潤による粘性が絞り羽根に過分な負担を掛けた。
15枚の絞り羽根を外すと、1枚のダボが破損している。
外れたダボは見つからない。余りの忙しさに製作を諦める。
赤丸部には組み込まれるべき絞り羽根は無いが、14枚の羽根が光量調節の役目を果たしていると思う。絞り値に対し1/15分だけ余分に光が通過するが大事に至るまい。
此度は、チョット楽をしてしまった。
Dr:次の患者を呼んで下さい。
看護師:いい加減な治療をするので、患者が帰ってしまいました。
Dr:。。。。。。。
日本橋店中古売場 田口由明
あなたの大切なお写真の現像・保存・プリントは写真専門店カメラのキタムラにおまかせください。