修理人たぐちの徒然日記コラム・ギャラリー
2008.12.04
日本橋三越で新潟展があり、欲しかったグレスデン鋼の包丁を手に入れました。
青とか白なにがしの鋼は蕎麦包丁の談義に出来るのですが、グレスデン鋼は、どの様な鋼であるか分かりませんでした。
そこで好奇心旺盛な小生は、製造元のホンマ科学に問い合わせを致しました。
鋼材は440Aで刃物に良く使われるようです。1,060度前後で焼き入れし、常温に戻してから-145度(超低温処理)でサブゼロ処理(難しい言葉です)をすることにより、含有炭素を均一化して対摩耗性と安定化に繋がるようです。
包丁にもプロ用と一般用では素材に違いがあるとの説明で、何時かはプロ用を手に入れたいと思います。
蕎麦包丁も2丁試作しましたとの事。切れ味は如何だったのでしょうか?
会場の福祉センターで、持参しましたMy包丁でネギ切り奉行となります。
今までの和包丁ですと下側のネギの薄い皮が角のように残ってしまうことがありました。
角が残らず、スパスパと切れたのです。其れを見ていました蕎麦友達が、俺にも切らせろ最後には俺が貰っていくと言い出す始末です。
クワバラ、クワバラ。包丁から目が離せなくなりました。
地元の方が「小腹が空いたでしょう。腹ごしらえをして下さい。」と奥様の手料理を戴きました。
左は、柚の蜂蜜付け・右が「なます」です。小生、「なます」が好きですが、正月しか食べられないのが残念です。参加者の中には「なます」怖いとおっしゃる方もおりました。
酢の調理品が怖いようですが、鮨は召し上がるようです。
店主がお土産用の蕎麦を打ちます。
勿論、檜原産蕎麦粉です。此処で他の産地の蕎麦粉ではシャレになりませんよね!
村民の方が集まりだし、釜場は大忙しになります。
お~い、蕎麦がないぞ~と釜場から催促です。
急いで小生も打ち出しましたが、記録係が蕎麦を打ちましたので画像が残りませんでした。
蕎麦友も急いで打っています。急ぐからと言って手抜きはありません。
村民の間からは、檜原産蕎麦は旨いね!の声が聞こえます。
おらが村の蕎麦がこんなに美味しいとはね!
村民の方々の協力がありまして美味しい蕎麦作りが出来るのです。
何時かは檜原産蕎麦が名物になる事を願うばかりです。
帰りに生椎茸と柚を戴きました。
未完成の干し柿は、数馬の湯の従業員の方から戴きました。
本当は食べに行きたかったのですが、勤務があり参加できません。
それなら手すきの方が来て下さい。生そばを持たせますよ!となりましたお礼でしょうか?蕎麦の出来具合を聞くのは、来春迄待たねばなりません。
後かたづけが終わり、外に出まして吐く息は白く、湯冷めがしそうな外気温でした。
日本橋店中古売場 田口由明
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