修理人たぐちの徒然日記コラム・ギャラリー
2009.01.06
※この記事は2009年 1月 6日に書かれたものです。
箱根駅伝は東洋大学が完全優勝の喜びに浸っている頃、飲んべえ~が続々と信楽焼の狸宜しく1本ぶら下げ「たかさご」に集結して持ち寄り飲み会が始まりました。
フランスに単身赴任されて一時帰国しました蕎麦友さんからは、2種類のイタリア製生ハムがお土産です。昨年は、イベリコ豚の生ハムと、滅多に味わえない食材をご馳走になりました。人間長生きをするもんですね!
名前を聞いたのですが、メモを取るのを忘れ、記憶装置はアルコールで麻痺し、記述することが出来ません。面目ない。
その他にも、阿波の国の自宅に帰っております蕎麦友さんからは、海鼠が届けられ、店主の調理で振る舞われました。 阿波の蕎麦友さん、小生苦手な食材でした。ご免なさい。
来年は、鳴門の真鯛を御願い致します。
飲み干したワインの中に1988年のTHATEU HAUT BRION(左から2本目)がありました。20年前のワインです。
出来れば持参された方からこのワインの話を聞きたかったのですが、聞けずに残念です。そこで調べて見たのです。
メドック地区格付け第1級(グラーブ)
17世紀には既に畑の名前(オー・ブリオン)で販売された程、ボルドーで最も早くから評価の高かったワインで、1855年メドック地区の格付けの際にも、唯一メドック以外から格付けされました。
1934年アメリカの銀行家ディロンが購入し、畑の改善やシャトーの修復に多額の投資を致しました。
ブレンド比率は、カベルネ・ヴィニヨン45% メルロ37% カベルネ・フラン18%
ワインの評価として、以下の記述を見つけました。
「より引き締まった構造をしたオー・ブリオンには、いささか1996年に連なるつくりで、暗いガーネット色をしており、甘草、森の下生え、コンポスト、トリュフ、乾燥ハーブ、クレオソート、甘いブラックチェリーやカラントの香りが見られる。
ミディアムボディで、リッチであるが、いまだに構造も感じられる。味わってみると徐々にほぐれて、卓越した濃厚さや複雑なグラーヴらしい要素をたくさん見せるようになる。ちょうど十分な飲み頃の高原部に到達し始めたところだ。」
パーカーJr.著「ボルドー第4版」
20年の眠りから覚めました一生一度の味わいを有り難う御座いました。外気に触れスイングする毎に変化するワインの生きた鼓動を感じた次第です。
もそっと自分なりに語りたいのですが、知識を持ち合わせなく美味しいとだけ申しあげます。
備前国の蕎麦友さんからは、焼酎の「村尾」です。重たい物をお疲れ様です。
何でも焼酎の愛蔵量が半端では無く、土台から重量に堪えるよう普請したとの話が伝わっています。
蕎麦会にMMコンビ、愛称マリリンがおりますが、幻の焼酎に森伊蔵・魔王・村尾があり3Mと呼ぶそうです。
たかさご会にもう一人方Mが加わりますとマリリンリンとなり喧騒になります。
多趣味の虫が騒ぎ出し、備前焼に挑戦しているとか、片口を宜しく御願いしますね!
フランスの蕎麦友は村尾を味わいまして、日本に帰ってきて良かったと感嘆しておりました。葡萄の味より、芋の味が箸休めのようです。
日本橋店中古売場 田口由明
あなたの大切なお写真の現像・保存・プリントは写真専門店カメラのキタムラにおまかせください。