修理人たぐちの徒然日記コラム・ギャラリー
2009.02.02
※この記事は2009年 2月 2日に書かれたものです。
気が早いかも知れないが、桜餅が食べたくなり日本橋三越に寄る。
何時も求める店での発売は未だなようだ。尚も和菓子屋のウインドーを覗く。
「ふるや古賀音庵」と言うお店にあった。道明寺の桜餅である。
小生、餅好きですので道明寺のモチモチした桜餅が好きなんですね。
クレープ焼きで包んだ桜餅もあります。
では、何故お寺の名を冠しているかですが、大阪 藤井寺市にあります道明寺で最初に作られました。餅米を蒸かし、乾燥させて粗挽きした物です。まあ~糒(ほしい)ですな~。
糒は保存食です。幼き頃、母がお釜を洗った際に残ったご飯粒を笊で干し、甘辛い味付けの糒煎餅を作ってくれたことを思い出しました。おふくろの味です。
昭和初期創業のこのお店、作曲家の古賀政男氏が好んで通っていたことからこの店名になったようです。
買い求めた際に「未だ早いのですかね!」と尋ねると、「早いようです。お陰で他の店より早く売り始めたので好評です」と返ってきた。
同じように、気の早いお客がいるものですね。
包んである葉が大きいから関東仕様です。関西は小さめの葉を好むようです。
一時、味気ない人工葉でしたね!風情ありは、本物の葉に限ります。
江戸で桜餅と言えば、向島にある長命寺ですね!
時間を作り、出掛けてみたいと思います。
所で包んでいる桜葉は食べるのか?食べないのか?どちらなのでしょうか?
柏餅なら悩まないで済みますがね!因みに娘は食べません。
大方の桜葉はオオシマザクラですが、漢方薬材料として本種の樹皮を桜皮として用い、鎮咳、去痰効果があるとされるなら、一緒に食べれば薬効があるのでしょうか?
悩みを忘れ、春の香りを堪能した次第です。
日本橋店中古売場 田口由明
あなたの大切なお写真の現像・保存・プリントは写真専門店カメラのキタムラにおまかせください。