修理人たぐちの徒然日記コラム・ギャラリー
2009.02.16
※この記事は2009年 2月16日に書かれたものです。
蕎麦打ち教室に入ると春の香りがします。春の香りよりも畳表のイ草の香りがします。
色は抹茶、香りはヨモギ、余り聞き慣れないアシ蕎麦です。
講師より説明がありまして、3月から6月のアシの若葉を摘みまして粉末にしたものです。特別に提供頂き、アシ蕎麦を打つことが出来るのですと、の話がありました。
蕎麦粉と馴染むように50メシュの篩に蕎麦粉とアシ粉を入れ篩います。
綺麗な萌葱色ですね!
少し、水が足らないようで伸しの時に一部切れてしまいました。茶蕎麦なら問題ない水回しでしたが、アシ粉と言うことで不足になってしまいました。
何時もそうですが、蕎麦の出来を左右する最後の一滴と申しましょうか、そば粉が求める最適な加水量は難しいです。まあ~上等でしょう。
教室後、反省会を込めてか?飲み会になりました。
丁度、備前国の蕎麦友さんも一時帰郷をしておりまして旧交を温めた次第です。
お土産にテビラカレイを戴きました。目刺しのように口に竹?を通すため口が開いたユーモラスな形をしています。
http://onishi-kanbutu.co.jp/SHOP/yf0198.html
調べると木槌で叩いてから炙れとありました。
アルコールで咽頭が脱水状態です。そうだ~アシ蕎麦を味わなくちゃと、茹で上げました。繋がっていますし、色が綺麗ですね!
冷たい蕎麦が咽頭を駆け下ります。気持ちが良いです。そして、鼻孔に春草の香りが通り抜けていきます。季節を感じる蕎麦となりました。
翌日、埼玉菜園の辛味大根で戴きました。時間の経過で香りが弱くなった感がします。
愛妻は、此方の方が好みのようです。
アシ粉を使用したスイーツもあるようで、抹茶の3倍のビタミンCを含む美白スイーツです。オレシン酸リノール酸などの不飽脂肪酸、食物繊維を豊富に含んでいます
http://www.excite.co.jp/News/bit/E1233108772087.html
琵琶湖でアシ博が行われました。
http://www.pref.shiga.jp/hodo/e-shinbun/dc42/20090121.html
それにしましても葦が変わり蕎麦の材料となりましたのは驚きです。
「人間は考える葦である」と、哲学的に考えるより、食べた方が美味しかったです。
日本橋店中古売場 田口由明
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