ハモグリバエに侵されました（ローライコード編）

ロラーイ製品が出払いまして中古品屋で無くなってしまいました。
寂しいね！と同僚が急かします。入院患者の中から診療順番を繰り上げました。
手は２本しかないよ！の独り言です。愛犬クイーポの手と足を借りましょうかね

長い時間の経過の賜でしょうか？本革の表面が悪ガキの坊主頭状態です。
何が起きているのですかね！

慎重に革を剥がしますとアルミ板が腐食しています。亜鉛やアルミには白血球しかありませんから錆は白いのです。

本革の裏にも錆が張り付いています。
性が抜けていますから痛めないよう錆落としをします。

砂遊びが出来ますでしょうか？アルミ錆の砂山です。
錆は微粉末で吸い込まないよう気を付けます。

持病の羽根油があり、洗浄・注油を致しました。

錆を落としましたアルミ板の腐食痕跡は、ハモグリバエの食害に酷似しています。

（福島県HPより引用）
トマトハモグリバエ・マメハモグリバエ・ナモグリバエ等の種類がいるようで、葉に生み付けられた卵から孵化した幼虫が葉肉を食害します。 食害された痕跡が腐食したアルミ板の痕跡に似ていますね！
花卉や家庭菜園をなされている方は気が付いていると思いますが、ハモグリバエの食害痕です。画像は、サヤエンドウの食害痕です。
痕跡が酷似しているだけで、金属を食害するハモグリバエは存在しないようです。

ハモグリバエだけでは面白くないと思いますので、アルミ板を外した巻き上げと枚数計機構を箸休めとして結びたいと思います。

日本橋店中古売場　田口由明