修理人たぐちの徒然日記コラム・ギャラリー
2009.05.21
少し腹がメタボですから、老狸が味醂一升ぶら下げ悶絶しながら「もんぜき通り」を歩きます。(一字違いなのです)安い安いと買い物をすれば蝦蟇口は悶絶。荷物が増えれば重さで悶絶。気が付けば蝦蟇口の中身は?となっちゃいます。
そんな築地市場の一角に波除稲荷神社がありました。
平岩弓枝著:御宿かわせみ。軍艦繰練所を奉職している神林東吾の無事を祈り、愛妻るいは、お札を授かったことと思います。
入り口に 中央区教育委員会による説明書きがありました。
江戸開府の頃は、日比谷辺りは海だったようで、埋め立てをして行きましてから70年後に最後の埋め立て地が築地だったのです。
困難な工事の連続で、何度も堤防を波にさらわれたのでした。
在る夜、沖に光りを放ちながら漂うものあり。人々が舟を出して確かめると稲荷神の像だったのです。早速、社殿を建立してお祭りしたところ埋め立て工事は無事に完了したのです。1659年の事です。
雄の厄除天井獅子頭です。初代は江戸時代末期に消失し、平成2年に再興されました。
雌のお歯黒獅子。頭の宝珠の中に弁財天(市杵島姫命:イチキシマヒメノミコト)が納められています。水の神とされています。
御本社神輿は3年に1度の本祭りに出御し、天井大獅子は陰の年に出御するようです。
今年は陰の年に当たりますから6月14日の「つきじ獅子祭」には、両獅子が巡幸する年になるとあります。
只でさえ混雑致します場所ですので、お出かけの節は気を付けて下さいませ。
同じ波なら、人生の荒波にも御利益がありますでしょうか?
今度、築地に出掛けました折りにはお札を授かることに致します。
日本橋店中古売場 田口由明
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