修理人たぐちの徒然日記コラム・ギャラリー
2009.06.30
埼玉菜園の帰り、自宅駅前のお店で杏を見つけまして買ってしまいました。
過日、生食をしたことがありますが、正直お勧めではありませんね。
所が、この果実はドライフルーツやジャムにしますと美味しいのです。
そんなわけでジャムを作ることにしました。生杏750gです。
作り方を調べますと、皮を剥くのと剥かない作り方がありますが、出来上がりの綺麗なのが良いと皮を剥くことにしました。皮が入りますとゴミの様になるのです。
所が皮むきはギッチョンチョン結構難しいのです。其処で考えました。
実を四等分にしまして、鰯の手開き宜しく身を取り去りまして、包丁を少し寝かせながら残りの身を削ぎ落とすのです。時間は掛かりますが、綺麗に皮だけが残ります。
身だけが綺麗に離れました。
残りましたのは、皮と種だけです。種はタワシで残っている果実を洗いまして保存します。
この種の中身が仁と申しまして杏仁豆腐の元になります。
けれども60個程の種が必要で、残り5回もジャム作りをしなければなりません。
杏仁豆腐が作れるのは何時になります事やら。。。。。
もし、種を捨ててしまうならお譲りいただきたいと思います。
過日、お客様からメールが入りまして、三越の前の新潟館で 三条市の展示会があると教えられ、出掛けまして買いました打ち出しの銅鍋(新潟 燕市・富貴堂)です。伝導率が良いのでジャム作りにもってこいです。間もなくの隠居生活に備え調理道具を揃えちゃってます。
杏の風味を生かすにはグラニュー糖が宜しいとの事。参考レシピより少なめに300gとしました。少なめなら後程修正が効きますからね!
弱火に掛けますと沢山の果汁が出てきます。
10分程でアクが出てきますから、掬い取ります。暫くはアク取りに専念します。
焦がさないよう弱火から中火の繰り返しで煮詰めていきます。
水分が飛びましたね!此処で程良い堅さに迄煮詰めますと、冷めてから固くなって仕舞います。緩めが良いです。冷めてから緩いなら、再煮詰めをすれば良いのです。
レモン果汁を添加して、綺麗な杏色に出来上がりです。
余り煮詰めますと鼈甲色になってしまうようです。
日本橋店中古売場 田口由明
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