修理人たぐちの徒然日記コラム・ギャラリー
2009.07.02
擬皮は包み紙のように貼られており、注意しながら剥がしませんと裂けてしまいます。
現れました4本のネジを外すと、前カバーが外れます。
止めネジを反時計方向に回し外します。
止めネジを外しますとASA設定レバーが2本のネジで止めてあります。
巻き戻し部のネジを外しますと、巻き戻し軸から分離します。
間違っても巻き戻し軸を押さえて、巻き戻し部を回してはいけないのです。
クリップを逃がしセルフタイマーセット環を外します。
ロットによりましては、巻き戻し軸を押さえて外す仕様があります。
上カバーの両側面にあります各2本、合計4本を外せば上カバーが分離出来ます。
ファインダーはプリズムを使用した仕様で、チョビットお金を掛けたようです。
けれどもプリズム斜辺部にカビを発生させると面倒な事になりそうですね。
エポキシ接着剤で止めてある2枚の対物レンズの間の清掃も厄介ですね。
清掃する場合は、竹細工師の知恵を利用しなければなりません。
Aモードで絞り値が表示される機構は、
ですから、レリーズを押さなければセレン受光素子が生きているかが判断できないのです。
積載されているシャッターは、ライバル?のキャノンデミと同じセイコーのシャッターですが、使われた製造元の機種により一部仕様変更が見られます。
一見単純に見えますシャッターも無闇に分解すると、ゲームオーバーになってしまいます。
日本橋店中古売場 田口由明
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