修理人たぐちの徒然日記コラム・ギャラリー
2009.08.12
蕎麦寿司は手数が掛かるとかで年に一回の初春蕎麦会しか体験できません。
世話役さんが何とか御願いしますと頼み込んでも、店主は横を向くばかりです。
其れではと店主の指導のもと挑戦です。
堅めに茹で上がりました蕎麦を寿司酢に浸けます。
寿司酢に潜らせるぐらいで笊に揚げます。
其処は船頭が多うございまして、巻物に挑戦する船頭がおります。傍で見ていましても大丈夫かと思う並べ方ですね!ご飯なら均しようがありますが、蕎麦は言うことを聞いてはくれません。すかさず、店主の奥様が「ダメ・ダメ、一本一本並べなくては」と指導が入ります。
蕎麦を一本一本並べるのが之また大変であります。あの細い蕎麦が適度の太さにするのが大変なのです。こりゃ~手数が掛かる訳で、横を向きたくなるのも分かります。
何とか絵になっていますでしょう。
握りの土台になります蕎麦を切りそろえまして、ばらけないよう海苔で止めます。
矢張り握りに人気が在りまして、摘み食いの被害に遭いますから皿が埋まりません。 困ったものです。
もう一人の見習船頭が、握りの指導を受けている所で御座います。
エプロンを忘れました見習い船頭は、ヒョウ柄のエプロンを借り受けまして、肴にされてしまいました。
銅製卵焼き器を持参しましたので、出汁巻き玉子の巻き方を教わりました。
何とか焼き上がっておりますでしょう。火加減と卵を返す一寸したコツがいるのです。
卵3個に蕎麦汁と出汁と砂糖を少々の味付けです。
息抜きにコーヒーと相成るはずでしたが、物語があるのです。
出発の朝に蕎麦友よりメールが入りまして、ミルは?となり御願いしたのは良いのですが、現地調達に苦労をしたのです。清里駅前で探しましたが無いのです。
そして、教わりましたのは「この先2Kmの所にありますヨ」でした。
両側で馬が草を噛む道を進みまして、車の走行数値が2Kmを注しますが、目的地に着きません。尚も走らせますと珈琲豆販売の看板がありました。ヤレヤレの地方の2Kmです。
所がフィルターとミルは持参しましたが、珈琲を入れる道具がありません。
窮すれば何とかで、紙コップの底に穴を開け、フィルターを三方向から楊枝で止めす。
受けは急須と相成りました。急須はカップに注ぐには好都合です。
苦慮した分、味わい深い珈琲は好評でした。
日本橋店中古売場 田口由明
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