修理人たぐちの徒然日記コラム・ギャラリー
2009.10.29
世話役さんからステビア散布の案内を戴きましたが、平日(9月29日)で参加できません(クシュン)。参加しました蕎麦友より画像を受け取り慰められたのです。
檜原村 下川乗地区は蕎麦の白い絨毯です。育てております品種は内緒・内緒なのです。
同地区で蕎麦を育てます方がおりますと雑交配をします。幸いに蕎麦を育てる方がおりませんから好都合なのです。
昨年まで 檜原村 下川乗地区では倒壊防止の処置はしませんでした。
傾斜が比較的緩いからでした。しかし、山を駆けめぐる風は気儘なので倒れてしまう事があります。野鳥の食事を育てているかの如しになってしまいますね。
そこで、少しでも歩留まりを良くするために倒壊防止のロープを張ることにしたそうです。
車で20分程下りまして、通称下の畑と呼んでいます南郷地区の傾斜の強い畑です。
コーヒーで申すならローランド蕎麦でしょうか。
昨年は良い出来で、ローランドとハイランドのブレンドは美味しゅう御座いました。
始めて作りました年は豊作で喜んでいましたが、翌年から風による倒壊で収穫ゼロが2年続きました。そこで、策は無い物かと鳩首会談になりまして、小生が提案しました倒壊防止のロープ張りを3年前から導入したのです。画像はロープを張るための杭を打ち込んでいます。山間部の農作業の厳しさを物語っています。
お陰で収穫量が増えました。先日の台風18号の風にも耐えました。
確実に受粉させるには昆虫、特にミツバチにお出で戴けなければなりませんから、自然甘味料のステビアを散布します。釣りで言えば撒き餌ですかね。
蕎麦は自家受粉できませんから昆虫の助けを借りねばなりません。
ステビアの原液を希釈して花に掛けて行きます。
お~い。こっちの畑は甘い~ぞ。と願いを込めて黙々と散布をします。
まあ~、通常はこんな手の掛かる作業はしないようです。
桧原在住のミツバチさん。たのんまっせ。
お~つと。ミツバチが訪れてくれました。密を吸いながら手と足で花をシャッフルしています。余分ですが、蕎麦ハチミツは黒く癖があり、好みが分かれるようです。白い可憐な花からは想像できませんよね。
ミツバチには西洋ミツバチとニホンミツバチがいます。
ニホンミツバチはアジアに広く分布しているアジアミツバチの亜種なのです。
西洋ミツバチと比べますと、ニホンミツバチは逃亡と言う厄介な習性を持っているのですね。密を集める量も西洋ミツバチに分があり、養蜂は西洋ミツバチが主なのです。
チョット話は変わります。昨今の新卒社は就職後に離職(逃亡)する方が多いのですがニホンミツバチ系ですかね?
(安曇野に伝わる蕎麦民話)
その昔、ある川のほとりにお坊さんが困って立ちすくんでいました。冬の冷たく流れの速い川を、どう渡ろうかと考えていたのです。お坊さんは、近くにあった麦に、「お願いだから川を渡るのを手伝ってくれないか?」と頼みましたが、麦は知らん顔。見かねた蕎麦が、「私がお手伝いしましょう。」と仲間を集めて、お坊さんをかついで川を渡してあげました。そのせいで、蕎麦は足元が真っ赤になりました。今でも蕎麦の茎の下が赤くなっています。一方無視した麦は、それ以来冬になると「麦踏み」と言ってお百姓さんに頭をギュウギュウ踏みつけられるようになりました。とさ。
日本橋店中古売場 田口由明
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