修理人たぐちの徒然日記コラム・ギャラリー
2010.01.12
加水量が適正か否やの問いに受講生の手が伸びます。否の回答があります。
講師曰く「この加水量で打ちました蕎麦が美味しいのです」
美味しい蕎麦と知りつつ堅めに打ちますとひび割れてしまいます。
習う者の辛さでしょうか。。。
堅めに打つには捏ねが重要なのです。木鉢の作業をしっかりやれば大丈夫です。
みるみるうちに生地に艶が出てきます。グルテンを引き出しました結果です。
均一に伸すには麺棒への力の掛け方なのです。両手に力を掛けているように見えますが、右手は添えているだけです。左手だけに力を掛けているのです。概ね中心の方が厚いですから、両手に力を掛けますと端が薄くなってしまいます。
人間関係に角を立ててはいけませんが、角の立った蕎麦は美味しいのです。
講師の切りました麺の断面は正四角で角が立っています。
願望の断面です。
手な訳で記憶が薄れない内に各自が打ち出します。
此方の島は泣きのお姉さんがいます。水回しは蕎麦粉と対話しながら上手にいっています。
見極めになりますと悩み始めました。助手が回ってきまして「美味しいお蕎麦になります」
と言われ、捏ねに入りますといけません。力が無い~ヨで助勢を頼む顔になります。
伸し、切りは講師に助勢を頼み、本人は綺麗に打てましたとケロットしています。
この頃腕が上がったね!と、ご主人は感心して食べたことでしょう。
教室の後は、反省会か?酒を楽しむ会になります。
世話役さんの土産。好物の小松島名産竹輪です。数あるお店の中で一番のお店が谷商店との事です。巻き付けてある竹の太さが同じなので感心しますと、専用の品種との事。
風が吹けば。。。の例えで茶筅の話になってしまいました。
千住の蕎麦友が持参しました南京豆と海老せんです。老舗の豆店で蕎麦友御用達です。
純国産の美味しい乾きものでした。
好き嫌い女王が持参の西京漬けカラスミです。小生、西京漬けは好みでありません。
でも、西京漬けのカラスミは絶品でした。お酒が進みますネ。
本日の蕎麦粉は五目蕎麦。北海道・青森・茨城産のブレンドです。
泣きのお姉さんにチャチャを入れられながら打ちました。出来は花○です。
昨年、講師をしております受付の女性におねだりされて届けたのですが、インフルエンザに罹患して受け取れず無念の思いと聞き、勤務を確認して届けた次第です。
届けたのは良いのですが、心配になりまして帰宅後試食してみました。
色は良~し。一寸蕎麦でな~し。アルコールで火照りました咽頭に滑り込みます十割り蕎麦は格別です。
上手く茹でてくれたか~な。チョット心配になりました。
翌日は講義日。届けました二人の内一人が勤務しており、伝言を受け取りました。
前前回同様、殆どお子様のお腹に収まったとか。。。何処の親も我慢が肝要です。
勤務していました女性曰く「子供は正直ですよ!」は褒め言葉でしょうか?
そして「先生。次は何時でしょうか?」には、足早に失礼をした次第です。
日本橋店中古売場 田口由明
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