修理人たぐちの徒然日記コラム・ギャラリー
2010.03.23
うらなりを辞書で調べますと
時期が遅くなって蔓の先の方に実がなる事。その実は小型で、味も落ちる。とあります。
苺は蔓性ではありませんから、うらなりイチゴと呼ぶのは適切では無いかも知れません。
春の嵐で眠れない一夜を過ごされた方もいらっしゃったと思います。
一夜明ければ風も治まり過ごしやすい一日となりました。
愛犬クイーポと公園に遊びに行きました帰りに商店街をぶら~り。
所が、人通りが余りありません。日曜日を休みとするお店が多いようです。(困った物です)
僅かに開いている八百屋にうらなりの苺を見つけました。元値が344円?再値札が199円に変更。3パックを求めました。
水洗いして、キッチンタオルで水気を取り、ヘタ取りします。
多少食感を残すために大きめの実を四等分にカットします。
手作りジャムの楽しみは、品種毎に楽しめる事です。
お手頃な値段で売られておりましたら楽しんでは如何でしょうか。
小粒ですから丸ごとでも良いのですが、パンに塗りやすいようにと、一パックをミキサーに掛けます。
苺の重量が800gでしたので、三温糖160gを加え1時間程放置をします。
放置することで砂糖の浸透作用により水分が出てくるのです。
鍋から溢れ出るかと思いました。火に掛けますとアクが出ます。こまめにアク取りを致します。
火に掛けること40分程で水分が飛び、杓文字から落ちる滴に粘りが出てきまして火を止めることにしました。
火を通しているときと、冷めた時の固さに違いがあります。途中で小皿に取り、冷えた状態を確認するのが良い方法かと思います。
大瓶一本と少しのうらなり苺ジャムの出来上がりです。
甘酸っぱい香り。朝の楽しみとなります。
「うらなりとは『末生りの瓢箪(うらなりのひょうたん)』の略で、顔色が悪く、元気がなくて弱々しい感じがする人のことである。蔓(つる)の末のほうに成る瓢箪は小振りで艶がなく、味も落ちることからきている。夏目漱石の代表作『 坊ちゃん』の中で、英語教師の特徴を表すあだ名としてうらなりが使われている。また、2006年には小林信彦がこの英語教師“うらなり”を主人公にして『坊ちゃん』を綴った『うらなり』という作品も出て話題になった。」日本俗語辞典より
其れでは、イチゴはどの部分を食べているのでしょうか?
赤い実の部分は、めしべの土台となる花托が発達したもので、胡麻粒に見える粒々が果実なのですって。。。
日本橋店中古売場 田口由明
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