修理人たぐちの徒然日記コラム・ギャラリー
2010.04.20
近所の商店街でジャムを作るのですと話すと、「銘柄のさちのかを1パック100円だよ!」で7パック買ってしまいました。
実は大きいのですが、規格外品です。完全に受粉しませんでしたから、頭頂部等に変形が見られます。地域によりましての呼び名がありまして、商品にできないいちごを「ぼっこれいちご」とい言うようです。可哀相ですね!
チゴは自家受粉が出来ずませんからツバチの助けを借ります。
そこで、イチゴ農家は養蜂家からミツバチを借りて虫媒をさせるのです。
所が、逃亡?病気?によるのか、西洋ミツバチが足らないのです。輪を掛けて、供給元のオーストラリアで「蜂群崩壊症候群」と言う病気のために輸入停止になったのです。
不完全受粉ですから実の育ちも不完全でスが入っていました。
一粒味わってみましたら、ヘタな規格品より美味しいのです。
流石ブランド品種です。見た目では無い事を実証しました。
4パックで1200余gですので、16%の200gの三温糖を計ります。
お鍋に山盛りになってしまいました。
お鍋が小さすぎたのでしょうか?果汁が溢れてしまい別途汲み置きしました。果汁が減りましてから加えたのです。
銘柄品は果汁も多いようです。
煮詰める目安ですが、最初は戸板に水の如しで粘りが無くシャモジは綺麗な物です。
尚も煮詰めていきますとシャモジに粘着するようになりますから、火を止める目安ですね。
冷めますと粘度がましますので、お好みで火を落とす頃合いを見極めます。
脱気処理をしまして2瓶と少しのイチゴジャムの完成です。
西洋ミツバチの供給不足はイチゴ農家だけでなく大きな問題になりつつあるようです。
交配のための西洋ウミツバチの不足を補うため、日本在来種のクロマルハナバチを導入したりと、農家にとって死活問題です。イチゴの花の受粉期間は3~4日ですので人手による受粉作業は限界がありますし、ミツバチによる受粉には叶わないようです。
その上、ミツバチを盗む輩がいるとニュースで伝えておりました。
日本橋店中古売場 田口由明
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