修理人たぐちの徒然日記コラム・ギャラリー
2010.05.14
日本橋新潟館のイベントの際、買い置きしました乾燥ふのりです。
そろそろ、へぎそばでも打とうかな~。
北海道土産として頂きました蕎麦粉を使いました。
問題は、ふのりをどの様に煮るかなのです。購入時に煮方を教わりましたが、良く分かりませんでした。
ネット検索すると銅鍋を使用する事。1時間程煮ることにより糊状になるとあります。
ではと、銅鍋を使用しましても緑色に変化しないのです。
理由が解りました。鍋の内側にスズメッキがしてあるのが原因でした。
色が変化しなくても蕎麦が赤くなることは無いようです。
30分も火に掛けていると、水分が飛び、固くなってきます。繊維も完全に糊状になりません。裏漉しでもと試したのですが、固すぎて往生したのです。
蕎麦粉500gにふのり240gで、おまけに固すぎた為に水分が足りません。水回し宜しく、ふのり回しをしたのですが、纏まりません。水分が足らないようです。
水を少しずつ加水してしまいました。
何とか捏ね上げることが出来ました。ふのりの繊維が斑のように点々と見えます。
その昔、麻糸に使っていたふのりを誤って蕎麦粉に落としたと言われています。
次回は、麻糸に塗布する緩さを考えてみることにします。
ふのりのお陰とでも申しましょうか?伸しは良く伸びました。
切りも上手く行きました。
新潟では、薬味を唐辛子や辛子で食するようですが、辛味大根で食べることにしました。
見た目は繋がり美味しそうですよね!でも、ツルツル感が無いのです。
ふのり作りの失敗が起因なのでしょうか?腕が悪いのでしょうか?分からん。
その後、色々調べますと新しいふのりはいけないようです。地元では一年間寝かせるそうです。其れと、教わったことを失念していました。括りを終わった段階で1時間ほど寝かすのを忘れてしまったのです。
又、機会がありましたら新潟の食文化に触れたいと思います。
日本橋店中古売場 田口由明
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