修理人たぐちの徒然日記コラム・ギャラリー
2010.08.18
一杯傾けようと、久しぶりに友から連絡あり。待ち合わせ、降車駅の新日本橋傍のお店に向かう。
梅雨明け後から猛烈な酷暑。8月に入って一服かと思いきや残暑なんてもののオマケでは無い。相変わらずの酷暑のぶり返しである。
暑いときはビールと相場が決まっている。一杯目はブランマイスター。
労働をした自分に対するご褒美でもある。何はともあれ、この一杯が辞められない麻薬の様でもある。砂に吸い込まれるように咽頭を駆け下りる。
グアム時代に愛飲したサンミゲル・ダークビールを思い出した。
暮れなずむタモン湾を望むヒルトンホテルのツリーバー。友人達と飲みかわし、たわいもない話をするのが楽しみだった。落ち行く陽の代わりキャンドルが明るさを増す。友の顔に揺らめく陰影が幻想的だ。この頃、年老いたのか昔の記憶が鮮烈になる。
2杯目は、ハーフ&ハーフ。チョッピリ大人の味と表現しましょうか。
ハーフ&ハーフは、玉子か?鶏が先か?の、ようでもある。即ち、どちらを先に注ぐのかで泡の色や味が変わると言うのです。今度は、両方試してみることにします。
最初の肴は、お店人気のCITYポテトを注文。食べて納得の美味しさである。
埼玉菜園でジャガイモを育てているが、加工に適した種類のトヨシロを使用している。
トヨシロは、どの様なジャガイモだろうと調べてみました。
昭和35年。北海道農業試験場で北海19号とエニワを交配して誕生しました。
その特徴は、油による加工に適しているのが分かり、ばれいしょ農林21号として登録されたのです。日本において初めての加工品種で、主にポテトチィプに加工されますからお馴染みの味と言えましょう。しかし、生芋がお店で手に入りますでしょうか?
無理なようなら来年育てることにします。
CITYポテトのレシピがHPに公開されていました。
http://www.kirincity.co.jp/recipe/
お店の味を家庭で試してみては如何でしょうか。
季節の料理として、旬を迎えました素材を積極的に使用しています。
旬とは、素材が美味しくなる時期であり、栄養価も高い。昨今は旬を感じる事が出来ない。
同席した友人は渓流釣りを楽しみます。お店の方の勧めで岐阜県産の「岩名の若干し」を注文。囲炉裏端の串焼きと違った料理法は美味しゅうございました。
隠し味にオレンジジュースを使用した「漬けラムのロースト」
肉も旨いが、同僚は付け合わせのマシュポテトを褒めていた。オレは肉だけ食べちゃうぞ~と、言えば、そちらも好きだと言う。では、体に良いからとクレソンも食べろと食べさせた。
鴨汁セイロも旨いが、青森産のバルバリー種の「かもの山葵ロースト」も旨かった。
キューンと冷やした蕎麦に乗せても旨かろうと思う。
前回美味しく戴きましたチキンバスケットを頼みました。
グアム時代、マクドナルドのチキンが大好きでした。帰国後味わいたくてメニューを確認しますが、ありませんでした。
チキンバスケットは衣のスパイシーさが信条です。思いがけず出合いました一品でした。
最後の飲み物は?となり、釣り師がウイスキーはシングルモルトだと言う。
釣り師の拘りは、ストレート。グラスはストレートグラスでは無くロックグラスで楽しむのだと言う。
小生はアイス&ウイスキーが好みだ。最初は、冷えて来たウイスキーそのものを味わい。
時間の経過で溶けた氷がウイスキーを薄めていく課程を味わう。老いていく自分を置き換えるのか?毒気の方は薄まらないらしい。
本当に楽しい一時であった。
日本橋店 田口由明
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