修理人たぐちの徒然日記コラム・ギャラリー
2010.11.10
大豆畑にあります潅木に烏瓜がぶら下がっていました。名前の由来は、烏が好んで食べるからと非常に判りやすい。又、狐の枕とも呼ばれるようで、大きさからして子狐用でしょうね。
種の形は、打ち出の小槌に似ている所から、財布に入れておくとお金が貯まると言われています。今度お邪魔をした時に採取してみましょう。
他の畑で作業をしていましたから刈り取りに立ち会うことが出来ませんでした。
何でもエンジン付刈払機で豪快に切り倒して行くようです。
大豆は完熟すると木が枯れていき、鞘が弾けるかを見極めて収穫を決めます。
そこに、エンジン付刈払機で振動を与えちゃいますよね。結果、振動が鞘の弾ける切っ掛けを与え、一部の鞘が弾けてしまい大豆が零れ落ちてしまいます。勿体無いね!
稲や麦は落穂拾いをします。ミレーの絵は有名です。丹精こめた蕎麦も落穂拾いを致しました。勿体無い気持ちは同じで、落穂拾いならぬ、落ち豆拾いをしているところです。
落ち豆は野鳥も待ちかねているようで、人影が見えなくなりますと食事に勤しみます。
刈り倒しました枝を集め「ぼっち」の山を作ります。集める作業は足元がおぼつかないのです。と、申しますのは畝で足元が悪いのですね。山、山。谷、谷と歩幅を合わせるのですが、時には歩幅が合わず、オットットになっちゃいます。
こちらの農具は大豆脱穀機です。枝ごと送り込みまして脱穀します。
送り込まれました枝は粉砕され大豆と枝とに別れ、大豆以外は噴出口から排出されます。
騒音と排出風も相当なものですが、粉塵もすごい。赤矢印の方向に粉塵が飛び出してきましたのが分かりますでしょうか?粉塵を避けるべく風上に位置しますが、マスクの白さが雑巾色に変わっていきます。
蕎麦の脱穀は千歯扱きと唐箕のアナログ的農具を使用します。大豆脱穀機は脱穀と選別を同時に致します優れものです。瞬く間にボッチの山から大豆と枝を選り分けます。
一部選り分け不足になりましたのは受け袋に溜まります。
もう一度戻し選別を致します。
収穫しました大豆は乾燥させます。選別したとは言え小枝が混じっています。手作業で取り去ります。
乾燥しました大豆は粒選別します。コンベアーの上で大豆が踊っていますね。虫食いの粒は踊れないのです。良き踊りをした大豆のみが選別されます。
粒の大きさが3段階に選別され、それぞれの出口から出てまいります。
重量を測りまして、紙袋に保管します。
笊に入っているのは、土に汚れました落穂豆です。何と、拾いも拾ったり1.8Kgありました。戴いたのが1Kgで合計2.8Kgになりました。
蕎麦友がよい番組があると教えてくれました。
木曜日NHK教育TV22時から「和の極意千万化大豆を尽くす」の番組です。
先週は、豆乳雑炊と湯葉作りの内容でした。湯葉は好物ですので挑戦したいと思います。
半カップ程水煮をしまして生姜醤油で戴きました。シンプルで素朴な味わいが美味しゅう御座いました。
日本橋店 田口由明
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