修理人たぐちの徒然日記コラム・ギャラリー
2010.12.10
そろそろ里芋が重宝する季節になりました。今年の酷暑の影響は、高温小雨で里芋にも及んだのです。日差しが強く葉焼けを起こしましたから、養分を蓄える芋が育ちませんでした。オマケに小雨でしたね!里芋は水の好きな野菜ですから尚更です。
里芋は孫芋を食べるのですよ。種芋から小芋が育ちませんから、孫芋も育たない。
風が吹けば。。。になってしまいました。小芋は味が若干落ちますが、大事に戴きたいと思います。
左が、芋がらです。里芋の茎を干した保存食です。小生、この芋がらが好みです。
右側が、辛味が如何ほどか?試しに収穫しました辛味大根です。何とか此処までそだってくれました。この辛味大根の先がありませんよね!抜くときに折れたわけでもないのです。
と言って虫に食われた訳でもないのです。ねずみ(中之条)大根と言う長野県坂城町原産の品種です。底が平らですから坐りの良い、お行儀の良い大根でもあります。
運良く近所の豆腐店で分けて頂いたおからです。この量で50円なんですよ!
本来なら産業廃棄物。厄介者です。所が農家の方が引き取って行くそうです。文頭に「運良く」と書きましたのも、その様な理由があったのです。
おからの肥料成分は、乾燥させるとNが4.4%・Pが0.8%・Kが1.6%含まれています。
まがりなりに三要素を含んでいるわけですが、含水率が80%と高いのが難点です。
今の時期は宜しいが、夏場は腐敗が心配です。
まず、蕎麦の出汁を作りました混合節を混ぜます。アミノ酸と蛋白質を含んでN(チッソ)が多いですね。PとKも1%弱あります。蕎麦の膳たかさごにお邪魔した折、戴きまして無料です。蕎麦店の産業廃棄物です。
珈琲店で戴きますコーヒー滓を混ぜます。カフェー酸を含みセンチューの発生を防ぎます。
此方も、産業廃棄物ですね!無料です。家庭菜園をなさる方で行きつけの珈琲店がありましたら、是非、自然に戻して貰いたい物です。
米糠も混ぜます。精米店で米袋一杯300円。同じく産業廃棄物ですね!郊外になると無人精米所があります。蕎麦も挽き立てと言われますが、お米も突き立てが美味しいようで家庭精米機でと拘る方がいるようです。お隣さんがホームセンターへ精米に寄った際に米糠をどうぞと持たされちゃいました。猫に小判で、貰ったが。。。処置に困り譲り受けたのです。小銭入れから300円減らずにすみました。NPKの内、Pが若干多めに含んでいます。
蕎麦の膳たかさごで頂きました蕎麦殻は通気性を良くするために混ぜます。生のまま鋤き込みますと土が軟らかくなっていきます。又、有機マルチとしても良いようです。
自家製粉しています蕎麦店の産業廃棄物です。
何時もは15リットル袋(400円程)を購入しています。計算しますと小袋より大袋がお得なようです(880円、一番高価な材です)。ケイ酸を多く含み根の成長が宜しいのと、水分の保持能力も高い。最初、水分が多くベチャベチャだったオカラは扱いやすい水分量になりました。オカラから作る卯の花は体に良いですね!卯の花のように副材を沢山加えましたから、土にも良いと思うのです。袋の「プロの農家用」の謳い文句が良いですね。
稲作農家以外の農家の方が購入するのでしょうか?
肥料袋を再利用して落ち葉と作りました材を交互に入れ、春まで寝かしてから平積みにします。
中国がレアアースに続いてリン鉱石の輸出関税率を引き上げ、実質的に輸出が止まる事態になりそうです。リン鉱石の産出量は中国が3割を占め、米国・モロッコと続きます。又、カリ鉱石はカナダ・ロシア・ベラルーシが主な産出国です。中国に限らず、肥料の原料が、国益に通じる戦略物質になりつつあります。N(チッソ)は工業的に生産できますね!
P(リン)・K(カリ)は鉱山が頼りのようです。埼玉菜園では化学肥料を殆ど使用せず、動物の糞を使っています。之からも産業廃棄物を利用して土壌に優しい肥料と安心な作物作りを心掛けたいと思います。
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