修理人たぐちの徒然日記コラム・ギャラリー
2010.12.24
7日に蕎麦の膳たかさごに於いて桧原産蕎麦粉の収穫祭がありました。
お酒を戴きながら、桧原原村での一年間の作業をスライドショーで振り返ります。
画像は、脱穀の様子で超アナログの千波扱きです。懐かしい~ね!と思われる方もおられると思います。原理は、櫛歯に差し込み蕎麦の実を扱き取ります。可成りキツイ作業です。
新たに加わった休耕田のお陰で玄蕎麦130Kg強の成果となりました。
東京に持ち帰り、世話役さんお住まいの屋上で天日干しを経て、宮澤先生に製粉を御願い致します。蕎麦粉は、作業に参加したポイントに応じて受け取ったのです。
皆勤賞に一日欠けた方が最高で7.2Kgを受け取りました。本年から真空パックされた丸抜きのまま受け取る事が出来るようになり、必要な場合に挽き立てが味わえます。
早速、桧原産蕎麦粉を打ってみました。良い香りがします。水回しが終わったところです。
淡い鶯色です。
伸しから畳みに入ります。周辺にひび割れも起きず、適量の加水のようです。
切り三日と言うそうですが、なかなか上手に切れません。
理由は、駒板の押さえ加減と包丁で駒板のずらし加減が一定にならないようです。
繊細な仕事をしている割りに不器用なのです。
刈り入れの際、縛る稲藁を戴きました農家の方にお礼として挽き立て、打ち立てに世話役さんの気遣いで辛汁と共に届けた次第です。
桧原産蕎麦を味わってみました。薬味は埼玉菜園で育てました辛味大根。
蕎麦猪口が二つありますでしょう!一つに辛味大根の絞り汁が入っています。
教わりました岩手地方の食べ方です。始め辛味大根汁の甘さが伝わってきます。
その後、辛味大根特有の辛さが追いかけてくるのです。蕎麦の甘味と相まって素朴な味わいが新鮮でした。
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