修理人たぐちの徒然日記コラム・ギャラリー
2010.12.24
22日は冬至ですね!一陽来復とも言われ、陰が極まって陽が帰ってくる。私的に解釈すれば陽が長くなるのが陽などと思っちゃいますがね!
柚湯に入り、南瓜を頂き中風と風邪を予防します。
蕎麦友との待ち合わせ場所へ向かうためにホームに上がりますと、朝陽が反対ホームを照らし始めました。
大豆畑の根小屋は標高400m。タデ科のギシギシの葉に霜が白く降りていました。
冷蔵庫で野菜を凍らすとダメになった経験がおありと思います。屋外の植物が凍りましても枯れることはありません。では、何故枯れないのか?当然、水を含んでいるから凍るのですが細胞まで凍らないのです。細胞内にイオン、有機酸、糖やアミノ酸など様々な溶質が溶けて浸透濃度が高く氷点下でも凍りません。天然の不凍液ですね。低温に晒されますと、植物の自己防衛で糖やアミノ酸が細胞内に増加します。
その結果、霜に当たりました野菜が美味しくなる理由のようです。
玄蕎麦を冷水に晒す寒晒しがあります。どの様な蕎麦になるのか?何時か味わいたいと思います。
在来大豆の収穫は終わりましたが、酷暑の影響で色物大豆の収穫が残っていたのです。
何でも根小屋の気候が丹波篠山に似ているようで、昨年は出来の良い丹波黒豆が取れたようです。今年は「いけません」になってしまいました。
作業が終わり、秘伝大豆の畑に移動しようと思いましたら、何やら動いている動物を見つけました。遠目では分からず近寄りましたら野生の雉(赤矢印)雌三羽でした。保護色で分かりにくいのですが、左側の藪から落ち穂大豆を食べに来たのです。大地に落ちると見分けるのに苦労しますが、昼間ですので鳥目では無いようです。
秘伝大豆も散々たる状況です。
脱穀機の周辺は、粉砕された粉塵で埃だらけです。他の女性が避ける作業を帽子とマスクで美貌を隠しての作業に頭が下がります。働き者のお嬢さんです。
小豆の中で最も高級と言われています大納言です。収穫したてですので虫食い等をアナログで選り分けます(小さな笊が虫食い等で撥ねた小豆です)。有り難い頂き物です。如何して調理しましょうかね!
丹波黒大豆を収穫していました参加者が丹波黒大豆を買われたそうです。高かった!!
が実感で、戴けるのなら買わなかったと、見開いた瞳か?黒大豆か?分かりませんでした。
白大豆は丹波黒とタマホマレの自然交配により誕生しました。軟らかく糖分が多い美味しい大豆のようです。
最後の頂き物は「いけません」でした秘伝大豆です。埼玉菜園でも育てましたが、生育期間の関係か?病虫害に弱いようです。
大豆の葉・茎・根・鞘を食害する害虫は12種類余に及びます。埼玉菜園ではハスモンヨトウにより、葉を集団で食害されました。見つけ次第捕殺をしました。一番の被害は、シロイチモジマダラメイガで、鞘の中に潜り豆を食害され、甚大な被害を受けたのです。無農薬で育てるのは難しいです。その他にも細菌やウイルスの病気があります。
どうやら大豆は病気に罹りやすい作物のようです。マメ(豆)故、まめに消毒が必要です。
それ故、遺伝子組み換え大豆の誕生に繋がったとも言えます。
津久井在来大豆の栽培と味噌加工体験に参加したことにより、多くの病虫害を知ることになりました。
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