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ただし準備万端で撮影地へ赴いても、目的の眼鏡橋が簡単に見つからないことも多い。特にあまり知られていない橋は、捜し当てるまでに時間がかかることを覚悟して行く必要がある。 「でも、眼鏡橋を捜すプロセスも撮影の楽しみのひとつなんですよ。散々まわり道をしてやっと目標の橋にたどり着いた時は、喜びもひとしおです」と笑って語る織田氏が、それよりも苦労するのは、撮影の邪魔になる人工の構築物や川のゴミがある時だという。ゴミの場合は、カメラを構えるより先に川の掃除から始めなければならないので、掃除道具も撮影には欠かせない。また近年は宅地開発や河川改修などにより無粋な構築物が増えており、これらを画面に入れないように、アングルに苦労することも多いという。 |