キタムラがお勧めするこの一品
■ボケ味を楽しむα用レンズと
撮影者のための様々な工夫を網羅
STF135mm F2.8レンズ
今までにないボケ描写の美しさを実現するミノルタの新レンズ。前ボケ、後ボケを問わないなめらかで美しいボケ味は、プリントでも十分に堪能することができる。作例をご覧いただきたい。なめらかなボケ描写が背景の形状や遠近感を表現している。また、光源のハイライトの自然な輪郭にも注目していただきたい。
STF135mmF2.8[T4.5]:T4.5で撮影
AF80-200mmF2.8G:F2.8で撮影
 また、α-9の発売と同時にαシリーズ用のSTF135mmレンズも発売されました。

「レンズのボケ描写にこだわりを持って2年の開発期間を要して開発いたしました。今までもボケ描写をよくしたいという試みは何度もありましたが、技術的に難しく、前ボケ、後ボケの両方がなめらかで、しかも誰が見てもそのボケ描写のよさがわかるレンズは非常に少なかったのです。このレンズの場合はその効果がはっきりとわかりますので、従来のレンズとは異なり、ボケ味を十分に楽しんでいただけます」とお話いただけたのはカメラ第3開発部課長の工藤吉信氏。

 ミノルタでは今回のレンズを開発するために、その研磨技術を駆使して、新たに光学エレメントを開発したそうです。中心部の透過率が高く、周辺部を低く落としたアポタイゼーション光学エレメントをレンズの中心部に使用し、コアとなる被写体の形状を損なうことなく、ボケ描写のなめらかさを達成しています。

 α-9の特徴は外装やファインダー、レンズばかりではありません。フィルムコマ間に撮影データを写し込むことができるデータメモリバックは、標準で2MBのスマートメディアを使用、18項目のデータをフィルム400本分も記録することができます。もちろん市販のスマートメディアも使用でき、8MBのカードを使用すれば900本まで記録することができるので、フォトコン応募用の作品データをいちいちメモする手間がかかりません。
ミノルタ(株)光学機器事業本部 カメラ開発センター カメラ第3開発部31課 課長研究員 工藤吉信氏
 また、露出補正では1/2段、1/3段とステップを変化させる場合、これまでカスタム設定で切換えるカメラというのはありましたが、α-9は露出補正をダイヤルをつまみあげて回すだけで、ステップを変えることができます。リバーサルフィルムをお使いの時、シーンに応じて、よりきめ細かい露出制御ができます。

 フラッシュが内蔵された点も見逃せません。「内蔵フラッシュのないα-9xiのワイヤレスフラッシュは操作がわかりづらかったと思うのですが、α-9はワイヤレスフラッシュモードにして、内蔵フラッシュを上げていただくだけでお使いいただけますので、手軽にお楽しみいただけます」と話すミノルタ販売(株)商品企画部係長の田中博氏。

 さらにオプションの縦位置コントロールグリップを装着すると、最大3つの電池を内蔵でき、相互にスイッチで切り替えて使用することができます。構図を決めて大量の撮影を行う場合に、いちいち三脚から取り外して電池を交換する必用がないのです。このグリップはシャッターボタンや各操作部も備えていますので、縦位置の撮影でも横位置と同様の操作感で撮影することができるので、構図に凝られるお客様にもお勧めできます。

 このように、様々な工夫を凝らした最新鋭35mm一眼レフ。今後のシリーズ展開に、キタムラも期待を膨らませております。銀塩写真のファンはもとより、写真を愛する多くのお客様に、是非一度、その感触をキタムラの店頭でお試しいただきたい一品です。

シンプルな天面の操作部分。ダイヤルの表示部には特殊蛍光材が使用され、夜間撮影での視認性を高める配慮がなされている。左の露出補正ダイヤルを引き上げて180度回転させると、1/2EVステップと1/3EVステップの露出補正切換が簡単に行える。
日中シンクロ撮影やポートレートのキャッチライト等で威力を発揮するフラッシュを、このハイクラスの機種が搭載。歓迎するユーザーも少なくないだろう。TTLワイヤレスフラッシュ撮影が手軽に行えるようになった点も見逃せない。
ミノルタ販売(株) 商品企画部 パーソナル機器課係長 田中 博氏
もどる もくじ