【絢爛】秋田県の角館は、町中が桜の里になっている。武家屋敷に植えてあるシダレ桜が美しく、観光客が絶えない。町の周りの河川堤防にも、ソメイヨシノの並木があって、これも美しく素晴らしい。
■カメラ:ペンタックス645 レンズ:SMC ペンタックス645 150-300mm F5.6 絞り:f22 AE+2/3補正 フィルム:RVP
PLフィルター 三脚使用 撮影地:秋田県角館町 
〈撮影〉竹内敏信


ひとつの民族が、これほど感情移入する植物は他にはない。
桜は日本人にとって特別な存在。
本誌『フォトライフ四季』は年に4回、春・夏・秋・冬に発行されています。読者の方にはお馴染みの竹内敏信先生には、秋号で10年以上にわたり巻頭特集を飾っていただきました。皆さまからのご要望もあり、今号からは竹内先生に春号の巻頭特集にご登場いただくことになりました。今まで本誌ではお見せできなかった竹内先生の、『桜』を中心とした春の素晴らしい風景写真をご紹介します。
また、これに合わせて「四季のフォトコンテスト2006・春」の審査もご担当していただきます。コンテストに応募される方への、貴重なアドバイスもお聞きすることができました。
※四季ギャラリーに掲載した写真は、すべて竹内先生の作品です。
たけうち としのぶ

1943年愛知県生まれ。名城大学理工学部卒。愛知県庁勤務の後、フリーとなる。主として35ミリ一眼レフカメラを駆使し、鋭敏な感覚と的確なテクニックで自然の映像化に挑戦しつづける。風景写真の第一人者として最も人気が高く、多くの写真コンテストの審査委員を務める。写真展、講演会など多数。アマチュアの指導にも力を入れている。主な写真集に「花祭」(誠文堂新光社)、「天地聲聞」「天地」(出版芸術社)、「天地風韻」(日本芸術社)、「水の変幻」(文一総合出版)、「芭蕉百吟」「燦(きらめき)」(春陽堂書店)、「雪月花」(トーキョーセブン)、「櫻」「山櫻」「櫻暦」(出版芸術社)、「欧羅巴」(小学館)、「花風景」(日本カメラ社)、CD-ROMに「雪月花」(トーキョーセブン)、「風景遺産」(シンフォレスト)などがある。日本写真家協会副会長。日本写真芸術専門学校副校長 東京工芸大学講師 現代写真研究所講師。
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