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種清豊のフォトコラムコラム・ギャラリー

2011.09.02【Vol.027】

ノイズの話

デジタルカメラで写真を撮影したときに、画像がざらついていたり、細かな点のようなものが現れたりすることがあります。これは、カメラのISO感度を高くした場合などに現れるノイズといわれるもので、デジタルカメラでの撮影にはつきものとなっています。

ただ、最近のデジタル一眼レフカメラにおいて、大体ISO800~1600程度の高感度で撮影しても、以前に比べてかなりノイズは目立たなくなってきている機種もあるようです。

ノイズには「輝度ノイズ」といわれる、ざらつきを感じさせるノイズ、「色ノイズ」といわれる本来そこに無い色が現れてしまうものが挙げられ、またノイズの発生する原因としてはISO感度を高くして撮影した場合と、長時間露光での撮影時の2つが挙げられます。

次にノイズを低減させる方法ですが、カメラ側であらかじめ設定を行う事でノイズを低減する方法が簡単に行え、わかりやすいと思います。カメラ側の設定で用意されているものとして、キヤノンの一眼レフカメラの設定で例に挙げると、長秒時露光のノイズ低減、高感度撮影時のノイズ低減の2つがあります。キヤノン以外のカメラにおいても機種によって同じような設定が用意されていますので、お持ちのカメラで確認してみましょう。ノイズ低減機能を使用するときに注意しておきたいこととして、長秒時露光ノイズ低減を設定した場合、カメラが露光をかけた時間分だけ、ノイズ低減処理を行うということです。たとえば、30分露光をかけると30分かけてノイズ低減処理を行うので、その間操作が行えません。また、ノイズ低減処理を強めに行うと画像がややぼやけた感じ、眠く見えてくる傾向になります。PC上でノイズ低減を行うこともできますが、やはりここでも強めにノイズ低減を施すと画像が眠くなるようです。

先に述べたようにデジタルカメラにノイズはつきものです。画像によってノイズが目立つものと目立ちにくいものがあるのですが、最もそれが、撮影者個人でどこまで許容できるかも異なってきます。一概にこういった処理がベストとは言い切れないですが、自身の撮影する被写体、スキルに応じて適宜ノイズに対する処理を考えてみましょう。