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種清豊のフォトコラムコラム・ギャラリー

2011.12.02【Vol.040】

紅葉を撮影してみる

紅葉

紅葉

紅葉

紅葉

北海道のように9月下旬、10月の前半から目にすることのできる紅葉。当然ながら、本州でも山岳地帯など一気に気温が低下し、寒暖差がある場所から紅葉は見られます。

ただ、東京、大阪の都市部中心は早い場所で11月初旬~中旬から色づきはじめ、本格的に紅葉を見ることができるのは12月に入ってからになります。

街中では、山間部のような見事な全山紅葉は見られませんが、街路樹、公園の木々など小さな景色の中での紅葉を楽しむことができます。木漏れ日に照らされる葉っぱや、細かく微妙に変化のある色づきの違いなど遠くから眺めるだけでなく、近くで観察することで見えてくる情景にも注意してみるといいでしょう。

また紅葉ではありませんが、銀杏の葉が地面に落ちている景色なども同時期に見ることができるの、撮影のバリエーションとしていいかもしれません。

まず紅葉を撮影するにあたって用意したい機材ですが、望遠レンズ、広角レンズともに準備しましょう。街中のスナップとして紅葉のある情景を撮るなら広角~標準ズームだけでも十分ですが、葉の重なりや背景のボケを考えると望遠レンズも有効です。一方広角であれば頭上の木を前景に利用して広がりのある景色を撮影できます。

よく、逆光で紅葉の裏から光を透過させて撮影するとキレイに写ると聞きますが、確かに、見た目に鮮やかでコントラストの高い美しい写真が撮影できます。もちろんそれもバリエーションの一つとして考えられます。ただし逆光だけでなく、順光であったり、曇りや雨の日でも紅葉は美しい色を見せてくれます。撮影するときに背景をやや暗めのものにしたり、若干アンダー目の露出で撮影すると赤色が目立ってきます。

また、夕日の撮影などでWBを曇りや日陰モードにすると赤味が増して撮影できることの応用で紅葉を同じようにより赤く撮影できるわけですが、ただ、画面一律に赤味が増して細かな色の分離が無くなってしまう可能性もあるので注意が必要です。