写真家のカメラバッグの中身が知りたい!(デイリーユース編)|こばやしかをる
はじめに
「日常生活でも使えるカメラバッグが欲しい。」と、探してもなかなか思うようなものは見つからず、ピッタリのものを見つけるのは至難の業と言えるほど。特に女性は “カメラバッグです”とわかるようなものはあまり使用していないような気がします。
とはいえ、女子力高いデザインや色を好まず、ユニセックスなものを選んで使用しているため “男前”と言われるセレクトの多い私です。日頃からカメラバッグとして使っているバッグ類をデイリーユース編としてご紹介いたします。
ビジネス系リュックにインナーバッグをしのばせる
私はカメラとレンズだけを持ち歩くよりも、打ち合わせのためにPCや書類を持ち歩くことが多く、とにかくシンプルさと使い勝手の良さに重きを置いてビジネス系のリュックを愛用しています。スナップ撮影でまち歩きが主体のため、見た目が街に馴染んでくれることも考慮しています。
何よりも、機能性とデザイン性兼備のメンズリュックは、収納力が抜群です。現在使用しているブランドは、GUSCIO UOMO(グッシオ ウォーモ)。高密度ナイロンで撥水加工が効いているので汚れにも強く、とにかくポケットが多いのも嬉しいところ。メイン収納部ががばっと開くので中身が取り出しやすい点も気に入っています。
外ポケット:前面ファスナーポケット上下各1、横ポケット×2
内ポケット:バッグ内側にポケットもあり収納スペースが多く、細かいものもダイレクトに入れられるので助かっています。
リュックの中身
1. マスク
2. 打ち合わせ必需品パック
3. PC
4. サコッシュ・リッペ
5. 眼鏡
6. カメラ・レンズ(インナーケース)
7. ハンドクリーム、日焼け止めクリーム、リップクリーム、ハンドジェルアルコール
8. 化粧ポーチ
9. エコバッグ
この他に、天気と気候に応じて折りたたみ傘、ペットボトル、ウィンドブレーカー(冬はウルトラライトダウンベスト)などを入れておきます。
インナーバッグはINDUSTRIAのマイクロインナーケースIND-470を使用。リュックの中に入れても蓋を開けるために荷物を取り出す必要がなく、扱いやすくて気に入っています。小型のミラーレスカメラ+レンズ1本となればこのサイズ感で十分すぎるほど。
打ち合わせメインの日はSDカードも電池もさほど使用することがないため、予備を持ち歩かないことも多いです。最近ではチャージスポットサービスも活用するなど、充電が足りない!と焦ることもほとんどありません。とにかく荷物はコンパクトに少なくしたい、という思いでいます。
リュックとコンビで使うサコッシュ
サコッシュは、2021年12月に自ら立ち上げたアクセサリーブランドLoopieの「ポケットサコッシュ・リッペ」です。かなりソフトな国産牛革で、何も装飾せずサッと取り出せるように考えました。
特に女性はポケットの無いファッションも多いので、ポケット代わりに使えてとても便利。普段はスマホあるいはGR III(またはGR IIIx)を入れてリュックと共に使ってます。
サブバッグにWポケットショルダー
サブバッグとして使っているのは、LoopieのWポケットショルダー。その名の通り、ポケットを外・内にそれぞれ2つずつ装備しています。リュックにしまわず、すぐに取り出したいものだけを入れています。GR IIIとGR IIIxそれぞれが入るデザイン&サイズに仕上がっており、「2台持ちをする方に」と考えられていて、外ポケットは、スマホやパスケースなどを入れてもピッタリなサイズです。
撮影だけでなく、フラッと散歩やショッピングにも身軽に出かけられるデザインで、旅先でも使いやすいサイズです。小さいので、このバッグ自体をリュックの中に入れてしまうこともあります。
バッグ自体の奥行き(厚み)は薄いので、ズームレンズをつけたカメラには不向きですが、小型のミラーレス一眼にパンケーキレンズのような組み合わせなら気軽に持ち歩けます。全体にほどよくクッションが施されているのでカメラを入れても安心です。
なによりも普段使いができるサイズとカラーはとても気に入っています。ショルダーベルトの接合部が体にフィットするように斜めになっているのもポイント。横揺れが少ないので歩きやすい作りです。
おわりに
必要最低限の物を持ち歩こうと努力しているものの、なぜか年齢とともに?増えていく気がしています。世の中の情勢や気候変動もあり、持っていなければならないものも増えました。(今度は何を持たれるのだろう。)カメラバッグは機能性や実用性ばかりではなく、自分なりのスタイルに合わせて楽しみ方を広げていけたらいいなと思っています。
アクセサリーブランド「Loopie」 https://shop.loopie.page/
■写真家:こばやしかをる
デジタル写真の黎明期よりプリントデータを製作する現場で写真を学ぶ。スマホ~一眼レフまで幅広く指導。プロデューサー、ディレクター、アドバイザーとして企業とのコラボ企画・運営を手がけるなど写真を通じて活躍するクリエイターでもあり、ライターとしても活動中。