#『フラッシュ機能を使ってより魅力的に撮ろう』|フィルムカメラの魅力 国分真央
はじめに
こんにちは、国分です。
今回は、フラッシュ機能を使った写真の魅力や撮り方についてお話させていただこうと思います。
フラッシュ付きのコンパクトカメラと、一眼レフフィルムカメラにストロボをつけた作例を載せました。
早速作例と共に振り返っていきます!
夜の暗さを生かして遊び心を
皆さんは、フラッシュ撮影と聞いて思い浮かぶ環境はなんでしょうか?
仕事でデジタルカメラを使う方などは、スタジオ等のライティングの1つとしても考えている方が多いと思いますが、フィルムカメラの粒子感とフラッシュ撮影は遊び心がある撮り方の1つだと思っています!
友達と夜撮影をするのもとても楽しいです。
フラッシュ機能がついているフィルムカメラをお持ちの方は構図を決めて是非挑戦してみてください。
キャッチーな色合いを取り入れて撮影するのもいいですし、構図や撮りたい印象を決めてから撮影するのも良いと思います。
なんの変哲もないところも、ストリートな印象に
勿論フラッシュを付けずに撮影する良さもあるのですが、ONにして撮影することで特になんの変哲もない場所がハッキリと写りストリートな印象になります。
個人的にはフラッシュ撮影×ストリートスナップは相性がとても良いと考えています!
自然の中でも良いのですが、都会の方が建物や壁なども使えるので、そういった雰囲気に仕上げたい方は人工的なものを有効活用して撮影してみてください。
次の項目は、逆に自然の中で撮影した作例をお見せします。
花とフラッシュ撮影の組み合わせ
前の項目で都会的な環境とフラッシュ撮影のお話をさせていただいたのですが、自然の風景や花に絡ませてフラッシュを付けて撮るのも、とても印象的な写真に仕上がります。
花×夜撮影は、幻想的になりつつも暗さを感じるので私のお気に入りの撮り方の1つです。
これからの時期は桜なども夜撮影には映えると思いますので、試してみてください。
(※公共施設の花などはなるべく触れず、大切に撮りましょう!)
被写体に寄ってフラッシュをON
そもそも…夜にポートレートを撮ろうとすると焦点距離の加減がとても難しいと思います。
上の2枚はどちらもコンパクトカメラ(フラッシュ機能有り)で撮影したものですが、ピントが緩いのもしばしば…。
ただ緩いピントの中にも伝えたい写真の印象が写せたのでこれはこれでお気に入りです。
フィルム写真の良いところはそこだと思っています。(笑)
もしピントをきちんと合わせたい!という方はフィルムの一眼レフに内蔵されたストロボを使って撮影したり、パンフォーカス気味に少し被写体から引いて撮影してみるのも良いと思います。
また、最初にスマートフォンの光などを被写体に照らしてから、フィルムカメラのピントをそこに固定して撮影した場合でもピントが合う確率が高くなります。
期限切れフィルム×フラッシュ撮影
少し前にフィルムの種類比較についての記事を書かせていただいたのですが、
期限切れフィルムをフラッシュ撮影で使うと面白い色味が化学反応となって良いと思います。
粒子感も強く、少しグリーンがかりつつも被写体が赤みを帯びた色合いになっていて、期限切れフィルムならではの雰囲気が出せました。
おわりに
皆様いかがでしたでしょうか。フラッシュ付きのカメラや付属のストロボも記載しているので、ぜひ機材も参考にしていただければと思います。
また暖かくなってきたので夜のお散歩がてらにフィルムカメラを持ち歩いて撮影するのも良いと思います。
キャッチーな色合いやビル、花などもぜひ取り入れてみてください。
今回もお読みいただきありがとうございました!
■写真家:国分真央
東京都出身/写真家。映像制作会社や写真事務所を経て独立。2020年に山梨県に移住し関東を中心に活動。美しい色合いと自然が溶け込む様な写真が特徴的であり、独特な色合いが特徴的な世界観を確立させている。書籍や広告写真、CDジャケット等活動は多岐に渡り、近年はフィルム写真での活動も幅広く活動中。