写真家のカメラバッグの中身が知りたい!(ロケ・旅行編)|こばやしかをる

写真家のカメラバッグの中身が知りたい!(ロケ・旅行編)|こばやしかをる

はじめに

 前回は「デイリーユース編」として日常的に使用しているリュック&ショルダーバッグを紹介いたしましたが、今回は「ロケ・旅行編」として、宿泊旅先などでの屋外ロケーションメインに機材を活用して撮影する際のカメラバッグをご紹介いたします。

長年愛用のマンフロットカメラバックパック

 愛用のカメラバックパックは、Manfrotto カメラリュック NEXTコレクション 13.2Lで、購入から6~7年になります。

 私はカメラ自体が重たくなるシェル型のリュックよりも、自由度が高く、軽量で普段でも使えるシンプルなデザインが好みということもあり、このリュックを選びました。見た目はシンプルですがとても収納力があります。

スマホだけはすぐに取り出せるように Loopie(ルーピィ)ポケットサコッシュに入れています。

外観デザイン

 一番外側にあるフロントポケットは、ぱっと見てポケット自体があることが分からないデザイン。赤いロゴマークの下から25cmくらい縦長に開きます。お買い物時に使うマイバッグの定位置です。

 ショルダーハーネスはとてもシンプル。リュック自体が身体の大きな男性向けという感じなので、チェストストラップがあるとさらに良かった。背面パネルはロゴマークの形にクッションパッドが入っていて、ソフトな当たり心地です。キャリーケースの上に乗せて運ぶための横ストラップもついています。

 深めのサイドポケットが1つ。40cm程度のトラベル三脚がちょうどよく収まります。三脚は小型のミラーレス機やリコーGR、スマホ、ストロボやLEDライトを取り付けるのにちょうど良い小さめのものを持ち歩いています。

三脚はストラップで固定可能
前後2段のファスナーで、上下2気室。適度な撥水加工のナイロンでキズが付きにくい。

使い勝手の良さと収納力

 手前のファスナーは、リュックの全面がめくれるように下まで斜めに全開することができ、このデザインは他になかなかなくて、とても気に入っている点の一つ。

 カメラは一番下のコンパートメントを手前に引き出し、納めます。可動式の仕切りとクッションパッド付です。

 カメラボディー+標準ズームレンズ+単焦点レンズ2本。あるいは、ミラーレスカメラ2機に単焦点レンズという収納力があります。今回は以下のカメラとレンズを収納しています。

LUMIX S5+LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6
SIGMA 56mm f1.4 DC DN
SIGMA 45mm f2.8 DG DN

 上部には小物の整理がしやすいメッシュポケットがあり、そちらはSDカードと電池、ブロワーなど。さらにファスナーポケットもあり、小物類や名刺などを入れています。

 リュックの後ろファスナーを開けると、上段の気室です。背面には15インチまでのノートPC用の収納スペース。私はここにレフ板を忍ばせています。

60cmの折りたたみ丸レフがすっぽりとはいります。

 その他、フィルター、クリップオンストロボなどの撮影用アクセサリー類とGR IIIも。また、ペットボトルなども入れることから室内は少し余裕をもって使っています。

この他に財布、モバイルバッテリーチャージャーや電池も入れています。

1. 三脚(SLIK SPRINT40)
2. 日焼け止め・虫よけ、ブロワー
3. フラッシュトリガー
4. ミラーレス用フィルター(H&Y REVORING)
5. ペットボトル
6. クリップオンストロボ
7. GR III用フィルター(H&Y Magnetic)
8. RICOH GR III
9. SDカードケース
10. マイバッグ

旅行用にデイパックとしてもOK

 普段は機材を取り揃えて出かけることも多くないため、上下2気室の仕切りとなっている上部の底面を抜いて下段に納め、旅行用のデイパックとしても使っています。身の回り品と着替えの衣類を入れて1~2泊できてしまうくらいの収納力です。

収納力抜群のデイパックに早変わり。デイパック仕様の時はカメラをショルダーバッグなどに入れています。

おわりに

 何度か買い替えようと試みるものの、どうしても軽さと収納力の高さでなかなか同じ様なものがなく、長年愛用しているManfrotto カメラリュック NEXTコレクション 13.2L。

 機材もコンパクトで、移動よりも徒歩移動が多い私にとって、やはり両手が空くバックパックがベスト。普段使いもできる便利さ、見た目のシンプルさ、軽さ。そんなわがままを叶えてくれる新しいバックパックにも出会いたいものです。

キタムラネットショップでカメラリュックをチェック!

 

■アクセサリーブランド「Loopie」 https://shop.loopie.page/

 

■写真家:こばやしかをる
デジタル写真の黎明期よりプリントデータを製作する現場で写真を学ぶ。スマホ~一眼レフまで幅広く指導。プロデューサー、ディレクター、アドバイザーとして企業とのコラボ企画・運営を手がけるなど写真を通じて活躍するクリエイターでもあり、ライターとしても活動中。

 

関連記事

人気記事