虫上智 写真展『刻景』2023年11月30日~12月11日@東京・OM SYSTEM GALLERY
虫上智 写真展「刻景」
時は必ず過ぎてゆく。私たちは時として過去のことを思い出し、懐かしい楽しい記憶を思い出したりする。逆に、悲しく、残酷な思い出を背負い、思い出し、終始感傷に耽る。そして、ここに展示しているものは役目を終えたものたちばかり。あとは消えてなくなるだけだ。天国にゆくとか土に還るとか私たち人間は解釈している時もあるが、単に消えて無くなるだけなのかもしれない。この作品の中でも、もうすでに消え去られたモノもあるが、一つ確かなことはそれはそこにあってそれをとりまく様々な物語があったということだ。
なおこのテーマでの展示は今回で4回目となり、1992年頃より栄枯盛衰的な被写体に興味を持ち、撮影し始めた。当初は手振れ防止もないカメラを使用して、フィルムカメラでの撮影だったので三脚を立てて、現場での空気感を大切に撮影してきた。当時の作品と比べると随分と写真の出来上がりが変わっていることから、写真表現自体も時間の流れを感じさせてくれる。
作品点数 40点
開催概要
■日時:2023年11月30日(木)~ 12月11日(月)
■時間:10:00 ~ 18:00 ※最終日 15:00 まで
※休館日12月5日(火)・6日(水)入場無料
■会場:OM SYSTEM GALLERY(旧 オリンパスギャラリー東京)
〒160-0023
東京都新宿区西新宿 1-24-1 エステック情報ビル B1F
※新宿駅西口から徒歩5分
■トークイベント(入場無料)
12月 2日(土)13:00-14:00 展示作品解説
12月 3日(日)13:00-14:00 フォトグラファーhonoさんとクロストーク
12月 9日(土)14:00-15:00 展示作品解説
12月10日(日)14:00-15:00 写真家・三田崇博氏とのクロストーク
その他:会場では展示プリント販売のほか、写真集なども販売します。
■作家在廊予定日
11月30日~12月3日 終日在廊
12月9日~12月11日 終日在廊
虫上智プロフィール
1968年岡山県生まれ。高校を卒業後、写真家 緑川洋一氏に師事、地元のカメラ店で撮影業務などを学び、2000年に独立。現在はスタジオ撮影、フォト講座、執筆、フォトコン審査、講演等を受け持つ。ライフワークでは心象風景、自然写真、水中写真を撮影。
■虫上さん執筆のShaSha記事一覧はこちら
2010年 第25回岡山県国民文化祭 二人展「molding~海の中の造形美~」
2014年 個展「異空間」オリンパスギャラリー大阪
2019年 個展「Unforgettable」新宿・アイデムフォトギャラリーシリウス
2019年 個展「もう一つのUnforgettable」四国・今治 PHOTO BASE SPACE66(巡回展示)
2020年 個展「闇景」オリンパスプラザ東京17F カレッジ講師ギャラリー
2020年 巡回展「闇景」オリンパスプラザ大阪 クリエイティブウオールⅡ
2021年 ニコンギャラリー東京&大阪 JPS企画展「愛おしい」
2023年 三田崇博・虫上智 二人展「MY COLOR」新宿四谷ポートレートギャラリー
ウェブサイト:https://satoru-mushiage.art/