キャンディッド写真で切り取る「残された情景」

有形である街並みと、無形である社会の動き、そしてこれら両方において新陳代謝の高い東京。
人間自らが作り上げたはずの大きな変革に呑み込まれてしまいそうで、取り残されないように抗う日々。再開発が行われている街の影で蠢く人物、取り壊された古壁の断片、色彩豊かなLEDとプロジェクション。クラシックなものと絵に描いたような近代化が入り混じった混沌とした中で、美しい情景が合間合間に残されている。

本展では、約10年に及び東京を拠点として世界中の街を撮り歩いてきた青木ユリシーズのカラー写真を12点選定しました。

コロナパンデミックの経験や、その後経済・社会的基盤が揺らいでいる激動の日本の写真を中心に、「永遠の都」であるイタリア・ローマの写真等も交え、様々な対比を体験をお楽しみください。

展示会・イベント情報

■個展「残された情景」
・日時：2024年10月6日（日）～10月20日（日）　10:00 ～ 21:00
・場所：新宿 北村写真機店 B1F ベースメントギャラリー
・住所：東京都新宿区新宿3丁目26-14　［地図はこちら］
・入場料：無料
・HP：新宿 北村写真機店ホームページへリンク

■トークイベント
・日時：2024年10月6日（日） 17:30 ～ 19:00
・登壇者：青木ユリシーズ氏、和田将治氏
・定員：10名
・料金：1,000円
・詳細とお申込み：新宿 北村写真機店HPからご確認とお申込みをお願いします。

■フォトウォーク「キャンディッドフォト体験」
・日時：2024年10月12日（土）
・定員：5名程度
・参加費：2,500円
・その他：午前の部（10:30スタート）、午後の部（14：30スタート）の2部制 ※午後の部は売り切れました
・詳細とお申込み：新宿 北村写真機店HPからご確認とお申込みをお願いします。

青木ユリシーズ 氏プロフィール

日本人の母親とアメリカ人の父親を持ち日本に生まれ、東京を拠点とするアーティスト。ドイツ・ハンブルグのアートギャラリー、イタリア・ラゴネグロの宮殿、日本の日比谷OKUROJI アートフェア等にて展示開催。ドバイ観光庁に招致され写真ワークショップを現地開催、ミラノファッションウィークにて写真を展示、ローマ初のユニクロの店舗オープン時に展示イベントを開催、屋久島の観光ドキュメンタリーにて写真家として主演するなど、写真表現を用いて様々なプロジェクトを手がける。サステナビリティの専門家としても10 年以上活動し、UNGC（国連グローバルコンパクト）、UNESCO、金融庁開催等のセミナーに登壇。
受賞歴:Miami Street Photography Festival 2020 優秀賞、London Street Photography Festival 2021 最優秀賞、Palm Photo Prize 2022 優秀賞 等