キヤノン APS-Cセンサーのミラーレスカメラ「EOS R100」登場|新製品ニュース
概要
キヤノンからEOS Rシリーズ最軽量のAPS-Cセンサーサイズのミラーレスカメラ「EOS R100」を2023年6月下旬に発売するとアナウンスがありました。バッテリー、SDカードを含む質量約356gの小型・軽量ボディーに高い撮影性能を凝縮しており、気軽に思い通りの静止画や動画撮影を楽しむことが出来るようになっています。カメラのキタムラではカメラ単体とレンズキット2種を2023年5月26日(金)より予約開始しています。
EOS R100とEOS R50スペック比較
EOS R 2桁シリーズのR50に比べると3桁シリーズのR100は、より軽く持ち運び性能を重視したエントリークラスの製品になっています。R100のセンサーやエンジンなどはEF-Mマウントの同じくエントリーモデルであるEOS Kiss M2がベースになっていますので、これからRFマウントでカメラをはじめようと考える初心者の方にとって取り扱い易く、価格も抑えられたお買い求め易いカメラになっています。
EOS R100 | EOS R50 | |
有効画素数 | 約2410万画素 | 約2420万画素 |
センサー方式 | デュアルピクセルCMOS AF | デュアルピクセルCMOS AF II |
映像エンジン | DIGIC 8 | DIGIC X |
AFシステム | 測距エリア:[横]約88%、[縦]約100% [静止画]最大143分割、[動画]最大117分割 |
測距エリア:[横]約100%、[縦]約100% [静止画]最大651分割、[動画]最大527分割 |
液晶モニター | 3.0型液晶モニター 約104万ドット/固定式 | 3.0型液晶モニター 約162万ドット/バリアングル式 |
タッチシャッター | 非搭載 | 可能 |
タッチ&ドラッグAF | 非搭載 | 可能 |
大きさ | 116.3(幅)×85.5(高さ)×68.8(奥行)mm | 116.3(幅)×85.5(高さ)×68.8(奥行)mm |
質量(バッテリー、メモリーカード含む) | 約356g | ブラック:約375g/ホワイト:約376g |
小型・軽量ながら本格的性能
有効約2410万画素のAPS-CサイズのCMOSセンサーと映像エンジン「DIGIC 8」を搭載。優れた描写性能を実現する「RFレンズ」と組み合わせることで、高画質な静止画と動画撮影を可能にしています。スマホでは難しい自然で美しいボケ味や高い解像感での映像表現を楽しむことが出来ます。さらに、最高ISO12800の高感度撮影に対応しているため、暗い場所でもノイズを抑えた美しい撮影が可能です。
ボディーサイズはEOS R50と同等との小ささで、質量はEOS Rシリーズ最軽量になります。旅行や日常のスナップ撮影にも気軽に持ち出すことができます。また、「クリエイティブアシスト」や「クリエイティブフィルター」などの便利な撮影モードも搭載しており、カメラ初心者でもスマホのような感覚で、思い通りの撮影が楽しめます。
■クリエイティブアシスト
「背景ぼかし」「明るさ」「コントラスト」「鮮やかさ」「色あい」「モノクロ」から自分好みの設定でスマホアプリの感覚で画づくりが出来ます。
■クリエイティブフィルター
撮影時や撮影後に、フィルター効果をかけて、より印象的な画像へ加工することができます。選べる撮影モードは「ラフモノクロ」「ソフトフォーカス」「魚眼風」「水彩風」「トイカメラ風」「ジオラマ風」「HDR絵画調標準」「HDRグラフィック調」「HDR油彩調」「HDRビンテージ調」の10種類。
高速・高精度なAF
「デュアルピクセルCMOS AF」を採用しており高速・高精度なAFを実現しています。これは、各画素が撮像と位相差AFの両方の機能を兼ねることで、素早くかつ高精度なピント合わせを可能にしています。最大で撮像面の約88%(横)×約100%(縦)、143分割の測距エリアで高速・高精度なピント合わせが出来るようになっています。
「瞳検出」機能は遠くの人物の瞳を正確に捉えることができます。またサーボ AF、動画サーボAF時においても、動いている人物の瞳を追いかけてピント合わせをする事が可能です。
連写性能は、ワンショットAFモードにすると1秒間に最大6.5枚、サーボAFモードでは最大3.5枚の写真を撮影することができます。「スポット1点AF」という機能を使えば、通常のAFでは捉えにくい小さな範囲にピントを合わせることが可能です。
多彩な動画機能
4K映像を24フレームで撮影することで臨場感あふれる表現が可能になります。さらに、一瞬の動きをスローモーションで楽しむことができる120PのハイフレームレートのHD動画撮影もできます。
スマホでの動画視聴を考え、動画縦位置情報を設定することでカメラを縦にして撮影した動画をスマホで縦動画として再生することができます。
動画電子ISにより手持ち撮影でも手ブレを抑え、安定した映像を得ることができます。レンズ自体にIS機能を持つRFレンズを使用すると協調制御が可能となり歩きながらの撮影などでも安定した映像を得ることが可能になります。
また、一定間隔で撮影した画像を自動的につなぎ合わせ、長時間の変化を短時間にまとめる「4Kタイムラプス動画」機能も装備しています。これにより、フルHDでは捉えきれなかった風景や自然の微細な変化を、4Kの高精細な映像で楽しむことができます。
優れた操作性
「EOS R100」は、約236万ドットの高精細な電子ビューファインダー(EVF)と手にしっかりとフィットするグリップを採用しています。またレンズの選択肢も豊富で、「RF-Sレンズ」だけでなく「RFレンズ」も装着可能です。これにより、広角から望遠まで、さまざまなシーンでの写真表現を楽しむことができます。
Wi-FiやBluetoothによるスマートフォンへの接続にも対応しています。スマホアプリ「Camera Connect」から撮影後の画像をスマートフォンやタブレットの大きな画面で見ることができるほか、リモートでのライブビュー撮影も可能です。
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