ソニー FE 40mm F2.5 G×動画クリエイター DAIGEN|コンパクトで写りが最高すぎる!
はじめに
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こんにちは!動画クリエイターのだいげんです。
本日はフルサイズ ミラーレスカメラ用交換レンズのソニー FE 40mm F2.5 Gを紹介します。まずは動画のこのレンズを使って撮影した作例をご覧ください。
作例はいかがでしたでしょうか?
カメラはα7C、PPはS-log2を使って撮影しました。
こんなにコンパクトなカメラとレンズセットでこんなに綺麗に撮れるのはちょっと驚きですよね。撮影した場所やモデルさんも良かったのもあって雰囲気も抜群に良く撮れたんじゃないかなと思います。
今回のロケ地は関西国際空港の近くのマーブルビーチっていうところで撮影しました。白い大理石で埋め尽くされた人工のビーチで撮影するにはとても良い場所です!
今回使った40mmという焦点距離は個人的に1番好きな焦点距離でして撮影してる時にストレスや違和感なく撮影できるところが気に入っています。
ビルドクオリティー
Gレンズですので撮影に必要な機能はしっかりと揃っています。
フォーカスリング、絞りリングはもちろんフォーカスホールドボタンやオートフォーカスとマニュアルフォーカスの切り替えスイッチもついています。
フォーカスリングと絞りリングの位置が近いのでお互いが干渉してしまう時もありますがボディがコンパクトなのでしようがないところかなと思います。
レンズ径は49mmです。
最近のEマウントのレンズは67mmのレンズ径のものが多いので2回りぐらい小さくなっております。
レンズフードが今までのものと大きく変わってまして、最初見たときにこれがレンズフードだと気づきませんでした(笑)。
この形状のレンズフードはかなり便利だと感じました。
特にNDフィルターなどのフィルターの付け外しはレンズフードを外すだけで簡単にできますので忙しい撮影の際には使いやすいのではないかなと思います。
スペック
スペックを見ていきましょう。
・焦点距離 40mm
・レンズ構成 9群9枚
・開放絞り F2.5
・最小絞り F22
・絞り羽根枚数 7枚
・最短撮影距離 AF時 0.28m / MF時が0.25m
・フィルター径 49mm
・フードタイプ キャップタイプ
・重量 約173g
α7Cと組み合わせてもフルサイズのカメラを持っているという感じが全くしないぐらいの重量感です。軽くてサイズもコンパクトなのでミラーレスカメラビギナーの方にも扱いやすいレンズではないかなと思います。
AF時とMF時の最短撮影距離は下の写真くらいの差があります。
価格はカメラのキタムラでは71,280円(税込)※となっており、僕はこれだけのクオリティーのレンズであれば結構安めのレンズなんじゃないかなと思います。
※2021年11月3日時点
写真の作例
写真の作例をご覧ください。
動画だけでなく写真の撮影にも向いているレンズだなと感じました。
40mmという焦点距離は普段目で見ている画角に近いので違和感なくシャッターを切れるところが気に入っています。
大きなボケを出して撮影するレンズというよりは気軽に思ったままに日常を切り取るような使い方が向いているなと思います。
AF性能
オートフォーカスはソニーのカメラと純正レンズの組み合わせなのでトラッキングの精度も合うスピードも全く問題ありませんでした。
フォーカスの合う速度をご覧ください。
さすが純正レンズとの組み合わせですね。
全く迷いもなくスムーズにナチュラルにフォーカスを合わせることができていました。
作例ではα7Cとの組み合わせで使用していましたがフォーカスが遅いなと感じることや合わないなと感じることはほとんどありませんでしたのでストレスなく動画を撮影することができました!
瞳AF
瞳AFに関しても全く問題なくトラッキングしてくれています。
こちらの動画をご覧ください。
フォーカスブリージング
フォーカスブリージングとはピントの会う場所が変わると画角が若干変わってしまうことです。レン ズが呼吸をしているかのように感じられるので「ブリージング」と呼ばれています。40mm F2.5 Gのフォーカスブリージングを見てみましょう。フォーカスが合う位置を手前、奥と変えてもそこまで大きなブリージングは出ていないように感じます。
被写体が後から入ってくるのでフォーカスが合うところが海から被写体に変わりますがフォーカスが合うところ大きく変わってもブリージングはあんまり気にならなかったと思います。
動画を撮る時はこういった映像表現することもあったりするのでブリージングが大きいレンズだと画角が変わってしまって違和感があったり没入感が損なわれたりする原因になってしまうかと思います。
逆光耐性
撮影中に太陽の日差しなどでフレアやゴーストが出てしまうケースもあります。人工的に光を当ててゴーストやフレアがどれぐらい出るか見てみましょう。
逆光耐性はかなり強いレンズなんじゃないかなと思います。
NDフィルターやミストフィルターをつけたりして撮影するとフィルターの影響でゴーストやフレアが出たりすると思いますのでその辺は注意しながら撮影していく必要があるかなと思います。
まとめ
本日は40 mm F2.5 Gレンズを紹介しました。
F2.5ということでボケ感もそんなに出ないんじゃないかなと思われる人もいらっしゃるかもしれませんが全然そんなことありません。
被写体と背景の綺麗なボケのコントラストもあったりしますし、もちろん前ボケも綺麗に出てくれるレンズなんじゃないかなと思います。
周辺減光が少し気になりますが、LightroomやPremiere Proで簡単に補正できるレベルです。
今回の動画の作例ではこの減光を逆手にとって逆に四隅を暗くするようなカラーグレーディングを行いました。
工夫次第で様々な使い方ができる40mmの単焦点レンズ。
小さくてコンパクトでα7Cとの組み合わせにも最適です!
ぜひ一度試してみてください!
今回の記事の内容は僕のYouTubeチャンネル「DAIGEN TV」でもご紹介しています。ぜひ合わせてご覧いただけますと幸いです。
■動画クリエイター:だいげん
日本一映像を楽しむビデオグラファー。家族に人生を楽しんでいる姿を見せたくて9年間務めた製薬会社を退社し動画制作の道へ!1985年生まれ、5歳と3歳の2児の父。趣味は漫画、料理、映像製作。北海道出身、大阪在住。
FE 40mm F2.5 Gはこちらの記事でも紹介されています
ソニー FE 40mm F2.5 Gレビュー|山本まりこ
https://www.kitamura.jp/shasha/sony/fe-40mm-f2-5-g-3-20210515/
ソニー FE 40mm F2.5 G レビュー|坂井田富三
https://www.kitamura.jp/shasha/sony/fe-40mm-f2-5-g-2-20210623/