Weekly Pickupショッピングのご案内
2008.10.24
現在発売中、および近日中に登場予定の新製品をピックアップして、いち早く読者の皆様にご紹介いたします。お買い物の予定をじっくりと、ご検討ください。
※商品の価格、ご予約、入荷状況などについては、ネットショップにアクセスしていただくか、お近くのキタムラ店頭にてお確かめください。
ソニー製デジタル一眼レフのαシリーズとしては、初の35ミリ判フルサイズ対応で、待望の最高級フラッグシップ機が誕生しました。ミノルタ最後のプロ機であった、フィルム用のα9から約10年。いよいよαシリーズもデジタル化への移行が完了し、フィルム時代のαレンズで、本来の画角を生かした撮影が可能となります。メーカー発表では、本機は「ハイアマチュア用」で、はっきりプロ用とは言っていませんが、スペックの詳細を見る限り、カメラボディの実力は、デジタル版αのプロ機です。
本機では、画像センサーに独自開発のCMOSを採用し、画像処理エンジンは2個搭載。この演算処理能力で、大型の35ミリ判フルサイズながら、最高で秒間5コマの連写も実現しています。設定次第では、APS-Cサイズや、ハイビジョンテレビの画面比率に合わせた16:9のアスペクト比でも撮影可。ただし、デジタル専用のDTレンズは、光学像の大きさが測光範囲に合わないので、性能が保証されていません。よって本機は、以前、ミノルタ製フィルム用αのユーザーだったベテランの方に、買い替えモデルとしておすすめします。とは言いつつも、高度な自動露出機能をはじめとする、本機の実力を生かしきるなら、35ミリ判対応の新品レンズ、できれば、カールツァイス製の高級タイプを試してみたいところでしょう。
αならではの最大の特徴は、35ミリ判フルサイズセンサーと同時に、センサーシフト式の手ブレ補正機構を搭載したこと。さすがに、両機能の搭載は難しいのではないかと思われていましたが、難なく実現されました。これで、一部の特殊レンズを除く、ソニー、コニカミノルタ、ミノルタ、およびレンズメーカー(αマウント互換)の単焦点レンズ、ズームレンズの全ラインアップで、手ブレ対策が可能となります。AF性能は、シリーズ各機種に比べて性能、測距点数ともに向上。AE性能は、従来どおりです。
液晶モニターによるライブビュー機能はありませんが、光学ファインダーは視野率100%で、もちろんプリズム製。フィルム時代からのユーザーにとっては、これは歓迎できる性能でしょう。液晶モニターでは、CMOSでとらえた画像によるプレビュー機能も利用できます。この機能では、各種設定を変更すると、その効果をモニター上でシミュレート表示することも可能。ちなみに、最高級機なので、ペンタ部にフラッシュが付いていません。フィルム時代のα用外付けフラッシュは、流用すると自動調光ができないので、マニュアル設定で使用するか、デジタル対応フラッシュへの買い替えが必要になります。製品写真にある、本体の下に付けた縦位置グリップは、別売りです。
(メーカー希望小売価格/オープン)
最新型の画像処理エンジンを搭載し、CCDは有効10メガ画質に対応、さらに新開発の光学20倍ズームレンズを内蔵したデジタルカメラ。外部フラッシュが装着できるアクセサリーシューを装備しているなど、デザインが一眼レフに似ていますが、内部の構造はコンパクト機です。背面モニターとは別にあるファインダーは、小型液晶を使用する電子ビュー方式となっています。
ズーム機能は、光学レンズだけでも、換算焦点距離として広角28mm相当~超望遠560mm相当に対応。ズームレンズの駆動にUSM(超音波モーター)を採用し、わずか1.3秒で全域のズーミングができます。このほかに、デジタルズームの併用した超望遠撮影も可。本機では、ズーミングが完了した時点で、AF測距も同時に終わる仕組みになっています。フォーカスレンズの駆動には、新たにVCM(Voice Coil Motor)を使用。従来の同型モデルより、静かで高速なピント合わせが可能です。
顔認識機能は、正面だけでなく、横顔や、斜め顔でも検出可能。そのほか、人物が画面内に入って2秒後にシャッターが切れる、「顔セルフタイマー」という機能もあります。これを使えば、記念撮影でシャッターボタンを押す係の人は、自分が一緒に写る場合でも、カウントダウンの間に、慌てて立ち位置まで走っていかなくてもOK! 顔認識で一度ピントを合わせた人物が動いた場合でも、カメラのフォーカスが自動的に追いかけてピンボケを防ぐ、「サーボAF」機能も使えます。
(メーカー希望小売価格/オープン)
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