Weekly Pickupショッピングのご案内
2010.01.29
現在発売中、および近日中に登場予定の新製品をピックアップして、いち早く読者の皆様にご紹介いたします。お買い物の予定をじっくりと、ご検討ください。
※商品の価格、ご予約、入荷状況などについては、ネットショップにアクセスしていただくか、お近くのキタムラ店頭にてお確かめください。
AF-S DX Micro NIKKOR 85mm F3.5G ED VR
メーカーサイト
普及機のデジタル一眼レフを中心に採用されている、APS-Cサイズ(ニコンでの名称はDXフォーマット)専用の中望遠マクロレンズ。単焦点レンズですが、レンズ内に最新式の手ブレ補正機能を内蔵しています。本製品は、ニコンの純正レンズなので、ニコン製のデジタル一眼レフを持っている方だけが利用可能です。
マクロレンズは、普通のレンズよりピントリングの繰出し量が多いため、レンズの近くにある被写体まで接近して、ピントを合わせることができるのが特徴。その半面で、画面内に被写体が大きく写るため、わずかな動きでもブレやピントのズレに結びつくので、従来は、撮影が難しいこともありました。
このレンズでは、手ブレ補正機能を内蔵することで、近接撮影時に目立ちやすい手ブレを軽減。また、超音波モーターを採用し、さらに、AFモード使用中でもピントリングを手動操作できるので、ピント位置の微調整にも対応します。この機能は、接近してとらえた被写体と、AFフレームの位置がうまく重ならない場合や、カメラを持っている自分の、手や頭の細かな揺れなどが原因で、一旦は合ったピントが微妙にズレるような場合に使うと便利です。
焦点距離85mmでAPS-C専用というと、換算焦点距離(画角)では、だいたい135mmくらい。この中望遠に相当するレンズを、ズームの一部ではなく、わざわざ単焦点で使うメリットは、圧倒的な近接能力と、明るい開放F値にあります。普及タイプのズームレンズで、望遠側を使う場合、近距離にピントを合わせる能力は、あまり高いとは言えず、また、開放F値も望遠側で最も暗くなるのが普通です。そこで単焦点マクロレンズを使えば、小さな被写体を画面いっぱいの大きさにとらえることができるほか、一般的なズームレンズに比べて、絞り値で1段分以上も明るい開放F値を生かし、背景をぼかすことも可能。草花や昆虫、小物などを撮影するなら、マクロレンズがあれば、何かと活用できる機会は多いでしょう。
ちなみに、マクロレンズは、無限大までピントが合うので、普通の中望遠レンズとしても使用は可能。MTF曲線の読み方をご存知の方は、ニコンのホームページをご覧いただくと、本製品の光学性能の高さが実感できると思います。
(メーカー希望小売価格/税込70,350円)
17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM
メーカーサイト
レンズメーカー製の、手ブレ補正機能付き標準ズームレンズ。各カメラメーカー向けマウント(固定式)の仕様がありますが、ひとまず、キヤノン用とニコン用から発売されています。そのほかの各社マウント用は、現時点では、まだ発売されていません。
このレンズの特徴は、ズームレンズとは思えないほどの、優れた近接撮影能力。一眼レフでいう「最短撮影距離」は、普通、カメラボディ内の画像センサーやフィルムがある位置を起点に測るものなので、22センチまでピントが合うといえば、つまり、レンズの先端が被写体に接触するくらい近寄れるという意味になります。また、ズームの広角端で開放F2.8という明るい絞りが使える点も、このレンズならではの強みでしょう。
デジタル一眼レフ専用タイプ(APS-C)なので、換算した焦点距離(画角)は、だいたい28~110mmくらい。ズームレンズとしては、最も使う機会が多い領域で、高い描写力を発揮できるのが、この製品をおすすめするポイントです。これは、従来のカメラ用語が定義するような標準ズームレンズに分類するのではなくて、複数の単焦点レンズを1本にまとめたような、まったく新しいレンズという表現を使うべきなのかもしれません。
使い方のコツは、最初にカメラを構えた位置よりも、もう一歩前へ踏み込んで撮ること。被写体との距離の取り方を気にする必要がないので、近すぎるくらいのほうが、このレンズにしかない描写を楽しめます。
(メーカー希望小売価格/税込59,010円)
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