Weekly Pickupショッピングのご案内
2010.07.09
現在発売中、および近日中に登場予定の新製品をピックアップして、いち早く読者の皆様にご紹介いたします。お買い物の予定をじっくりと、ご検討ください。
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LUMIX G FISHEYE 8mm/F3.5
メーカーサイト
ミラーレス一眼カメラで使える、最小・最軽量のマイクロフォーサーズ用魚眼レンズ。対角線方向の画角が180度となるタイプで、撮影した画面は、四角く隅々まで写ります。35ミリ判で魚眼レンズというと、かなり鏡筒が大きくなってしまうのですが、小型・軽量なマイクロフォーサーズ仕様なので、魚眼でも気軽に持ち歩いて撮影可能。独特なデフォルメ効果を利用して、オリジナリティのある写真が撮影できます。
このレンズは、光学的な焦点距離が8mmで、実際に撮影する場合は、35ミリ判換算焦点距離として16mmの画角に相当。マイクロフォーサーズ専用に開発されているので、標準のアスペクト比モードで撮影する限り、撮像範囲のケラレ(画角の欠損)は、まったくありません。装着可能なカメラは、パナソニックの「Gシリーズ」と、オリンパスの「PENシリーズ」。ミラーレス一眼専用なので、ミラーのある一眼レフ(マイクロではないフォーサーズ)では使用できません。
パナソニックの一眼は、標準のアスペクト比が4:3なので、一般的な他社製品(APS-Cサイズなど)と比べて、写った画面の形が正方形に近くなります。それだけ魚眼レンズの光学像をとらえる範囲が、上下方向(短辺側)に広くなるので、特に被写体に接近して撮影した場合などに、魚眼レンズならではのユニークな写真が撮れそうです。
なお、レンズ内に手ブレ補正機能はありません。また、レンズフードが一体化しているので、フィルターを前面部に装着できません。フィルターが必要な場合は、ゼラチンフィルターをカットして、レンズ後部にセットする方式です。カメラ内蔵フラッシュの照射範囲よりも、このレンズの画角のほうが広いので、フラッシュ撮影すると、画面の一部が陰になることがありますから、主として、自然光だけで撮影する場合に向いています。
ちなみに、魚眼レンズとは、超広角レンズの一種。見たことがない方は、家庭の玄関ドアに付いている、覗き穴のような見え方になるレンズだと思ってください。
(メーカー希望小売価格/税込9万9,750円)
ズミルックス M f1.4/35mm ASPH.
メーカーサイト
こちらは、ライカ製の高級カメラだけで使える、高性能の交換レンズ。商品名は、パナソニックの「ルミックス」ではなくて、「ズミルックス」(カナ文字の綴りに注意)なので、どうぞお間違いなく。伝統あるフィルム機にも対応した、正真正銘のライカレンズなので、パナソニックのデジタル一眼には装着できません。
光学性能は、単焦点で焦点距離が35mmの広角レンズ、開放絞りがF1.4という大口径タイプです。ライカレンズの優れている点は、絞りを開いた状態で使用しても、解像度や描写力が低下しにくいこと。どんなレンズでも、普通は絞りをF8くらいまで絞って使えば、それなりに画質が良くなるものですが(その代わり絞り込んだときに被写界深度の選択余地はない)、ライカレンズの場合、画質の維持だけのために、何でもかんでも絞って撮る必要がありません。そのため、撮影者は、表現意図としての被写界深度(絞り)や、シャッター速度の効果のみを優先し、写真作品の内容に専念することができます。
最高品質の素材だけを使用して、すべて職人の手作業で丁寧に製造されていることも、本物のライカレンズならでは。このレンズを使用して撮影するには、カメラボディとして、ライカMシリーズのフィルムカメラ、またはデジタルカメラが必要です。はっきり言えば、初心者の練習用ではないので、カメラもレンズも値段は高いですが、写真を通じて表現したいことが決まっている上級者の方にとっては、やはり魅力のある製品でしょう。ちなみに、返品不可ですので、購入の際は、じっくりとご検討ください。
(定価/49万3,500円)
あなたの大切なお写真の現像・保存・プリントは写真専門店カメラのキタムラにおまかせください。